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日常と旅。2023年に撮影した好きな写真20選
2023年も終わりそうなので、撮影した写真の中から気に入っている物をいくつかピックアップしてまとめようと思う。
正直、2023年は常にカメラを持ち歩いていたかと言われると、そうではなかった。
写真は大好きなのだが、いつも撮りたいかと言われるとそうではない。最近はむしろ写真を撮っていないときのほうが感性が研ぎ澄まされるし、写真として残さない瞬間があっても良いのかもという気持ちのほうが強くなってきた。
以前は常にカメラを持って写真を撮らないとという、謎の義務感やプレッシャーのようなものを自分に与えていた感があった。でも最近はめっきりそのようなことがなくなり、楽に楽しむことができるようになった気もする。
そして毎年のようにアップデートする、機能性を追求したカメラ機材のトレンドについていくのに疲れ、カメラへのこだわりもなくなってしまった。機材に関しては今年はほとんど購入していない気がする。
また、今年は久しぶりに海外を中心に旅先でストリート写真を撮り倒してみて、ストリート写真へのこだわりも少し和らぎ、視野が広がってきた気がする。
後から見返したときに、むしろ地味な日常の何気ないシーンを切り取った写真のほうが、自身の良い思い出として鮮明に蘇り、心地いい気分にさせてくれるような気がすることが多いことにも気づいた。
シーンや構図を決め込んだ写真にも飽きてきて、他の人にとっては何が良いのかわからないような、できるだけシンプルで控えめな写真のほうが好きになった。
毎年の恒例だが、今年の振り返りも兼ねて、好きな写真を20本ピックアップしてみたのでまとめようと思う。
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安藤忠雄の建築の中で感じた、李禹煥の作品鑑賞後の余韻を思い出す。
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久しぶりに街の中心部を歩き、海外からの観光客が戻ってきたことを実感した。
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歴史的な町並みを贅沢にも独り占めすることができ、心が動く瞬間だった。
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暖かい朝日に照らされた中庭が素敵だった。マフィンが甘かった。
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3Fの広々としたフロアから街を見下ろしながら物思いに耽り、一人だけで朝ごはんを堪能した。
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下のカフェでアイスコーヒーを注文して、一人ベンチに腰掛けながらのんびり街を眺めていた。
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空港はやっぱり好きだ。
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旅が始まる前の雰囲気と、移動時間そのものが好きだ。
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ヨーロッパのカフェコミュニティはとても素敵。パンケーキが美味しかった。
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モスグリーンのカップとブルーストライプのシャツが綺麗だった。
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開店前から並んでいる人が何人かいた。空間もフードもコーヒーも店員も素敵だった。
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友人同士で団らんする姿やコーヒーを飲みながら一人で作業する人、ランニング後にアサイーボウルを食べる人など、多様かつ自由な理想のカフェの姿だった。
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エッフェル塔は人が多すぎて、もうしばらくは良いかなと思った。でも改めて写真を見返すと、また行ってみたくなる。
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植物と建築が美しく、写真を見返しているだけで懐かしくなる。
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泊まっていた宿があったので毎日通った。
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散々歩き疲れた後に、骨まで染み渡った感覚を覚えている。
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久しぶりに行ったら美味しくてオムカツも注文したけれど、量が多くて腹パンだった。
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ローバナナリコッタトーストは簡単に作れて美味しいので、何回もリピートした。
まとまりのない写真集になったが、どれも懐かしい写真でなんだかんだ良い年だったなと改めて思う。
日常と旅。僕にとってはどちらも日常であり、どちらも旅である。
来年も、日常と旅を頻繁に行き来できるような年にしたいと思う。
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