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2024年10月の記事一覧

最近”買った”44冊の本たち。【’24年10月】

読んだ本じゃなくて、買った本。買うだけなら無責任。  読んだ本を公開することが増えてきた。面白い本もあれば、そうでない本もある。そして、面白いと思うかどうかは人それぞれだ。それだけに、自分の感想を言うことにはそれなりのリスクがある。  買った本ならどうだろう。面白そうと思うことには何の責任もない。面白かったのか、そもそも読んだのか、そんなことは分からない。それに、僕自身、他の人が買った本は純粋に気になる。だからこんな記事を書いてみた。初めてだから、これで最後かもしれない。

今週読んだ本をランキングで紹介する。【10/21-10/27】

なぜ働いていなくても本が読めなくなるのか。仕事のことを考えると。  内定者研修ってなんだよ。義務でもなく、強制ではないはずなのに、無言の圧力で支配してくる。だから就職なんて嫌だったんだよ。そんなことを思いながら、適当にこなしている。  仕事に関することとか、「社会人として——」みたいな話をされると、不思議と本を読めなくなる。働いてはいないのに。 向こうにとっては仕事だったり。  僕にとって研修は邪魔なものでしかないけど、会社の研修担当からしたら、仕事だから仕方なくやって

今週読んだ本をランキングにしてみたんだけど、どうかな。【10/14-10/20】

一週間を振り返ろうか。卒論が忙しくなってきた。  僕は大学四年生なので、卒論がある。何をしたら終わりという明確なゴールがないので、時間管理が難しい。きっと働き始めてもそうなんだろうな。仕事のことを考えようと思ったら、いつまででも考えられる。  僕は仕事にも研究にも人生を捧げる気はないので、卒論は平日の午前中だけに制限してみた。辞める勇気も大事。 相変わらず本を読む。  そんなわけで、本を読む時間を確保できた僕は、いつものように読書を楽しんでいる。最近は書く楽しみが大き

今週はこんな本を読んだ。【10/7-10/13】

9冊も読んでしまった。 1週間は7日だ。9冊読んだとすると、1日1冊以上のペースで読んでいることになる。そんなに時間があるわけない。じゃあ、どうして。  そう。読んでいないからだ。「読む」にはかなりグラデーションがある。目を通しただけなのは、読んだと言えるのか。僕は、どこまでいっても、本当の意味で読んだとは言えないのだろうと思う。  だから僕は、読んでいないと主張する。でも、紛らわしいからタイトルは「読んだ本」としておいた。  いつも通り、ジャンルはバラバラ。別におすすめした

ジュラシック・パークは、世界一贅沢な前奏だ。【映画評論】

 『ジュラシック・パーク』を観ました。はい、今更です。自分でも何故このタイミングで観ることにしたのか、不思議でなりません。  正直に言って、内容はそれほど完成度が高いとは思いませんでした。しかし、当時のCG技術からして、あの恐竜の映像は驚くべきものだったとは想像できます。また、琥珀の中に埋まったアリから恐竜のDNAを採取するといった設定や人間が自然を支配しようとする西洋的な考え方に対して警鐘を鳴らすメッセージ性には、人工知能やバイオテクノロジーの進化に注目が集まる現代にも通

今週読んだ本をランキングにしてみたから見てみて。[9/30-10/6]

紹介する前にちょっとだけまえがき。今週は読書週間だった。  6冊の本を読んだ。自分の中では割と読んだ方だと思う。市の図書館と大学の図書館、この二つを利用している僕は、返却期限という外的圧力を味方につけ、読書習慣を維持している。この方法は、かなりおすすめだ。  僕たち人間は、怠惰で愚か。そのことを認めた途端、なぜか読書が捗るようになった。さあ、不完全な人間を愛してみよう。 興味の範囲は無限大。   最近の興味は、専ら「意識」と「資本主義」である。  人間の意識がどれだけち