【まとめ】イスラエル・パレスチナ関係を学ぶ おすすめの本
私はエルサレムに暮らして3年となります。パレスチナ人はもとより、イスラエル人については、国際法違反の入植地に住むいわゆる宗教極右から、パレスチナとの和平を訴える左派まで、広く対話を重ねてきました。
今回のイスラエルとハマスの戦闘を受け、改めてイスラエルとパレスチナの関係、ひいてはイスラエルとアメリカの関係を知りたいという形に、個人的におすすめの本を紹介したいと思います。
まずは、イスラエル・パレスチナ関係における大御所、立山氏の三部作。
立山良司『イスラエルとパレスチナ 和平への接点をさぐる』
立山良司『中東和平の行方 続・イスラエルとパレスチナ』
立山良司『ユダヤとアメリカ 揺れ動くイスラエル・ロビー』
「アパルトヘイト」とも言われるその占領の実態を克明に記録。
シルヴァン・シペル『イスラエルvs.ユダヤ人――中東版「アパルトヘイト」とハイテク軍事産業』
こちらはリベラル派のユダヤ系アメリカ人のCEOが書いたもの。
ダニエル・ソカッチ『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』
アメリカの元大統領から見たイスラエル・パレスチナ問題。
ジミー・カーター『カーター、パレスチナを語る―アパルトヘイトではなく平和を』
イスラエルの諜報機関がいかにして、パレスチナの武装勢力と対峙してきたのか。その完全版。さらに、伝説的とも言えるモサド長官メイル・ダガンがなぜ、パレスチナとの和平が必要だという結論に至り、ネタニヤフ首相を非難するのかがわかる本。
ロネン・バーグマン 『イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史』