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急速に変化する社会のニーズを読むちからという基本中の基本に立ち返る
こんにちは。名古屋市でスクリーン印刷、そしてスクリーン印刷を応用した困りごと解決商品を展開している「人を助ける印刷屋さん®」太美工芸です。
このnoteアカウントでは、D2Cマーケティングチームのウェブマーケティング担当・大林がマーケティング活動の様子を紹介しております。もしよろしければお気軽にフォローしてくださいm(_ _)m
さて、今回のテーマは「急速な社会の変化を察知すること、対応することの重要性とそのチャレンジ機会」についてです。
変化した社会状況はある閾値を超えると一気に一般化する
「バズる」という言葉を見聞きしたことがあると思います。流行というのは、ある日突然始まるのではなく、最初はどれも小さな種火です。もちろんソーシャルメディアによって、強い拡散力を持つアカウントが動くことで広がるタイミングが異様に早くなっている点は見逃せませんが、いずれにしても最初からバズることが約束されたものというのはなかなかないでしょう。
共感、驚き、何かしら強烈な感受が連鎖するにはきっかけが必要です。
そのきっかけを経由する前に、ブームの源泉に触れられたらどんなにいいでしょうか。しかしほとんどの場合そんなに都合の良いことはありません。
結局は地道に商品開発に向き合うことと、世の中のseedsを探し続ける必要があります。
アイデア探しの会議は続く
さて、この頃のマーケティング会議では、商品開発の源泉となるアイデア出しのブレインストーミングや昨今のニュースの共有などを行っています。しかし、こうした活動も長くなってくると「煮詰まる」と言われるような現象が起こります。
現在販売中のアイテムのバリエーション展開や応用開発はもちろん必要ですし、実際それによって実績を拡大することができているのですが、決め手がなかなかでなくなってくるとアイデアを出すためのアイデア出しの様相に近づいていくことがあります。
「オズボーンのチェックリスト」をなぞるように展開を求めていく、というのはもちろん王道で、必要な作業です。今後も是非続けていきたいです。
しかしながら、新規の強力なアイデアというものはそうそう都合よく降ってきてくれません。
こういうときにこそ、基本と原点に立ち返る
良い商品を生み出すための基本とは何か?
マーケティング的な回答としては、市場ニーズに応えていること。さらには、潜在的な市場ニーズを読み取りいち早い提案ができること、と言えるでしょう。
しかし、もっともっとプリミティブで、根っこにあるものにその打開する鍵があるように思いました。なので今回の文章は、リアルタイムで、かつチーム内向けのメッセージの色合いが濃いのです。
ところで、「人を助ける印刷屋さん® 」という通販事業のコンセプトには
現在はネットショップ事業を第二の創業と位置付け、さらなる発展を目指しており、
創業40年以上の伝統で培われた技術と工場スタッフや外の人との交流で得たアイデアを
掛け合わせて、様々な「人助けの印刷活動」を続けています。
私たちが、スクリーン印刷で実現する人助けには、大きく分けて3パターンあります。
①印刷したモノで人を喜ばす「人間性」の人助け
②印刷したモノが人に伝える「伝達性」の人助け
③印刷した表示が長持ちする「耐久性」の人助け
”人を助ける印刷屋さん®”という屋号のもと、世の中の困りごとを解決出来る商品の企画を行い、
印刷工場直営ショップとして運営しています。
…という理念が込められています。
最初のヒット商品は「らくメッセ® 置き配ドアノブプレート」で、コロナ禍で急増した通販及び置き配の需要に対して起こっていた「非接触型のコミュニケーションゆえに起こる問題」を解決する商品として、大きく注目されました。
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次に、問題解決型の性格が濃いヒット商品として、「あしあわせステッカー」を送り出しました。
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いずれも、どのご家庭でもあるあるな困りごとに寄り添ったアイデアおよび品質を評価していただけております。
便利なモノにあふれる現代に困りごとは残っているだろうか?
モノがない時代は、きっと不便さに囲まれていて、「解決したいけど技術的に、費用的に無理」なことだらけだったのではないかと思うのですが、その反面「いつかはできるようになるけど現在の技術や知識の連想では思いもつかない」ものも多かったのではないかと思います。
一方、現代はありとあらゆる便利グッズに囲まれている時代です。そんな中で全く新しいアイデア商品を作り出すというのは、とても難しいことなのです。
技術の進歩や新機能開発によるイノベーションというパターンもありますが、従来技術や素材を用いた商品開発という領域においては需要を生み出すか、あるいは掘り当てていく必要があります。
自分ごとと社会的課題という2つのレイヤーから信念につなげる
自分事として物事を考える、という当事者性は商品開発において非常に良い方向に働くことがあります。「これが世の中に必要なのだ」という強い信念はヒット商品の重要な要素と言えるでしょう。
同様に、社会的課題に目を向け、まだ解決できていない問題について強い懸念を持ちその解決のために一歩踏み出す、ということも強い動力になります。
「これがまだ世に出ていないのはなぜ?」と思えるようなトピックを発見できるかどうか。普段から感じているかどうか。
同じ24時間でも日常生活の中から、あるいは報道メディアから、どれだけの見えないシグナルを受け取ることができるか。
これらのアンテナを張っていくなかで、マーケターの私が申し上げるのもなんですが、マーケティング的なお利口な感じではなくて、もっと泥臭い強い信念や問題意識を持てるテーマをゴリゴリにぶつけ合うようなアイデア会議にこそ次の糸口があるように思う今日このごろです。
そこで、早速タイムリーなテーマが浮上していますので、そこから生み出されたアイデアを「みんなが強く解決したいと熱望している」まで持っていけないかと思っています。
「我々はなぜ助けたいのか」
12月ということで来年に向けて、一度時間を取ってこのテーマでじっくり話し合うのもいいんじゃないかな、と思っています。どうでしょう?
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(文・編集 |太美工芸ウェブマーケティングチーム 大林)