🔴いつも大安吉日262 〜ドデカイ丸太のおっきな焚き火〜
【ドデカイ丸太のおっきな焚き火】
悔しいけど、風呂は灯油で沸かしています
これがホントに悔しいのに、まだ風呂づくりを始められないでいる自分⋯
これがさらに悔しいところです
飯を作るための熱源と、暖をとるための熱源はずっと変わらず薪でやっています
焚き付けの杉っ葉を山で拾い、商店を営んでいたおばちゃんからもらった割り箸を使い、潰れた工務店からもらうボロい古い野地板を細く割って、そして火をつけています
年式もメーカーもよくわからない頂き物の薪ストーブ二台が、うちの冬の命綱になります
空気口を少し回しては火の動きをチェックし、こっちを緩めてそっちは締めるみたいなことをずっとやりつづけながら、ストーブの最高のパフォーマンス発揮ポイントを探っています
これが薪の種類によって違ったり、煙突のコンディションや寒さによっても変わります
細かな変化チェックを好きでやっています
でもおっきいのもやっぱり好きでした
とんでもなくおっきい火はやっぱりいい
昨日は初体験なビッグサイズの焚き火に、ぼくはとっても興奮してしまいました
火にもいろんな火があるもんですね
🔴丸太の運搬
大日向小学校の昨日は土曜参観日だった
通常通り三時過ぎまで学校があるなか、ぼくは遊具プロジェクトで午後イチから作業
校庭にはいつになく人が多く、はじめましての人もたくさんいた
その流れで遊具プロジェクトにもはじめて参加してくれる人がたくさんいたようだった
前回は丸太サークルをつくった
今回は丸太を使った「クライミングポール」をつくる作業の前半戦
まずはその丸太をうちに取りに行く
長さ三.五メートルで直径三十センチを六本
夏前にぼくが伐ったアカシアと、台風の補修工事で伐ったケヤキはまだ乾ききってはいなくて、ものすんごい重さだった
大の大人四人で軽トラにやっと乗せる
軽トラもほんとよくがんばってくれてる
今度ハイオクでも食べさせてあげようと思う
🔴丸太の皮むき
計六本の丸太を運びこんだ
丸太を転がしさっそく皮むきをはじめる
するといつものように、遊びながらふらりとこどもたちが寄り道をしていく
「ちょっとそれやらせてえー」と言っては、また飽きてどこかにながれいく
そしてやはり好きな人がハマっていく
ひたすらもくもくと没頭したい人はいる
木工に三和土に稲刈りにと、没頭系が大好きないつものおんなの子もいつの間にかいた
家族で一本やり切るすてきなチームもある
前回のサークルのときのようにまっすぐな木ではないので、どうしても少しの凹みや枝の膨らみ部分の皮はむきづらい
がしかし、好きな人が何人もいると「ここはどうやって取ればいいかなあ?」と聞いてくれて、きれいにしっかりやってくれる
「うまいことできてるなあ」
そんな光景を見てぼくはうれしくなる
🔴丸太の焼き
クライミングポールなので、丸太は土に埋めて立てて使う
土に埋まる部分の防腐処理に、昔から掘っ立て小屋なんかで使われる「焼き」をいれる
表面を炭化させることで防腐や防虫効果があって、十四年ほど前に仲間と建てた掘っ立て小屋は、いまだ現役バリバリで活躍中だ
最近頻繁に使う学校の焚き火場では、ちょうど教職員が大量の焼き芋を仕上げたところ
そこに皮をむいた丸太を運びこんで投入
スケールアップがやっぱりたのしい
浮いた丸太を沈めるためにつぎつきに投入
三本いくとピースマークのようになり、迫力もかなり増してきてまたいい
六本の丸太の根元が火に当たって焼けるように置かれた景色は圧巻だった
こんな焚き火はなかなか出来ないですよ
🔴体験を共有していく
丸太を運んで皮むいてそれを焼く
サイズ的なことはもちろん、これって家じゃ出来ないし、みんなとだから出来たこと
「みんなとだからたのしめた」
自分のやりたいポジションを、やりたいときだけやってもうまく回る
損とか得とかじゃなく、あいつはこいつはとかじゃなく、ただやりたい人がやる
それでいて確実に目的に近づいていく
みんな気持ちよくいい方向に進んでいく
みんなで呼吸を合わせる「グッ」とチカラを入れての共同作業は、はじめましてとかなんて軽く飛び越えて、一気に距離が近くなる
歳も性別も職業もなんも関係ない
ボールひとつであっという間になかよくなれるこどもたちみたいだ
こうしてつながってしまうと、同じ時間を過ごした仲間意識ってのもあるだろうし、そこからまたつぎに何かをするときに話しがはやい
「ともにつくる」ための土台として、お互いを知っておくことはとっても大切だね
「ともに汗を流す」
サッカーでもBBQでも、まずはひとつになる感覚を味わうことを仕掛けるのはとてもいい
その時間が学校での遊具づくりには、たくさんたくさんあるような気がしたんだよね
🔴火のある暮らし
焚き火場の丸太の片面が焼けた
またチカラを合わせて反転させる
あっという間に空は暗くなっていく
火は小さくなっていき、ぼくらの「わ」も小さくなっていった
「いやーよかったねえ」
火に水をかけてぼくらはそれぞれの家路に
連日仲間と最高な焚き火を味わって、ぼくには火がついてしまった
毎日火のある暮らしをしているぼくだって、飽きることなんてなくいつもたのしい
ずっと昔から変わることのない火には、言葉では伝えられないものがある
冬には焚き火がよく似合う
それをみんなと味わいたい
もう焚きあげまくるしかない
今朝もすんごく寒いけど、ぼくには火がある
火を焚いてこの冬も乗り越えていくんだ
ではみなさんめでたいいちにちを
五穀豊穣 子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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