🔴いつも大安吉日205　〜商店街というコミュニティ〜

【商店街というコミュニティ】

畑のことも田んぼのことも、最近ここには書いてなかったなあ

夏に草刈りをして、「これでいけるだろっ」て思ったのはいつもの甘い見積もりだった
だけど草村ではなくて、いいタイミングで最後の草刈りができていたのか、畑の野菜たちはそれぞれしっかりと育っている

トマトは天気のせいだったのか、青い状態がいつまでも長く続いていたけど、それがいま真っ赤になって食べ放題だ
昨夜フレッシュトマトのカレーになったよ

大豆もなぜかパッタリと鹿が来なくなって、来週くらいには枝豆が食べられるだろう
少し草が増えて紛らわせてるのかな？
エゴマもたくさんの実をつけている

米は今月十五日に水路の水が止まり、あたり一面きれいに穂も葉も黄色くなっている⋯
まわりの田んぼはね
うちはまわりよりも二週間ほど田植えが遅れた田んぼもあって、成熟が間に合わなそうな稲と、すでに間に合ってないだろう稲がある

家の直しと商店街の店づくりと、やっぱりバタバタしているからなのか、そのことで気持ちがマイナスになることはあまりなかった
「来年はちいさいハウスで苗作りをしよう」と、今回の米作りでの経験を次につなげることにすでに気持ちは向いている
風なのか個性なのか稲が倒れている田んぼもあって、来年は品種もしっかり選ぼうと思う

それでも十月には稲刈りも、他の作物の収穫もそれなりには出来るだろう

「いつも通りうまいこといっている」

🔴機は熟した

五月で「バシッ」と、貴重な現金収入だった伐採の仕事はやめた
月十万円ちょいかかる生活費の、ほんの数カ月分だけは蓄えがあった
そのタイミングで各家庭に給付金が配られ、社協から緊急の貸付けもあり、うちはそれに救われるカタチでなんとかやれていた
それがあったおかけで畑と田んぼ、台所作りに専念することが出来たんだ

そしてそれから数カ月が経った
ここでまた社協の貸付けがある
またこれに乗っかってここを乗り切る
これが完全な自転車操業状態だ

薪で飯を焚いて水道の元栓も基本は閉まっていて、電気だって二千円を越えることはない
なるべくお金を使わない暮らしをしている
無理してお金を使わない暮らしじゃなくて、作る暮らしと在るものを活かす暮らし
「これを楽しんでる」

それでも必要なお金は間違いなくある
お金に動きを制限されることもある
来年にはタマも学校に行く気満々なんだ
だからお金と向き合っていかないといけない
「どうにお金を稼ごうか？」
「稼いだお金をどうに使おうか？」
そのことをこの春から考えていた
その中で決めていることがある

「稼ぐことのために、やりたくないことに自分の時間を使うことはしない」
だから好きなことをお金に変えるしかない

なんとなく見えてきたんだ
そしてはじまりのときが来たようなんだ
少し時間はかかったけど、しっかりじっくり熟して甘くなった今年のトマトみたいにさ

🔴つながりたい

ぼくの「好き」はこの暮らしだ
そしてさらに磨きをかけたここでの暮らしだ
「たのしくみんなで生きる」ってことだ

在るものをさらに大切に、しっかり山の水が取れるように整える
風呂めしストーブはもちろんいつもの薪
食べ物はもちろん自給する
電気の自給もやりはじめたい（ただここは冬の日照時間がちょいと短すぎるからな⋯ ）

災害があっても、それこそお金の価値が変わっても続けていける暮らし
家族だけじゃなくて仲間もそこにはいる
どこか離れた地で暮らす仲間のところで何かあったときにも、体力的にも精神的にもチカラになれる、コミュニティ単位の関係（チーム）
災害やら何やらなくっても、それぞれの地区に受け継がれる先人たちの知恵や技、種やこどもたちとつながって学んでいける関係

個人個人でつながるよりもう少し広く
佐久穂町とか○○町よりもう少し狭い集落

前に住んでいた群馬にも、いままでに出逢った仲間のいるそれぞれの地区にも、心地いい顔の見える範囲でつながる仲間がいた
そんな心地いいコミュニティ同士が、コミュニティ単位でつながること
これってすごく豊かで楽しいと思うんだ

食べるため生きるためにお金稼いでる人って、けっこういっぱいいるでしょ？
仲間がいればそこはもっとシンプルになる
自分でお金が生み出せる人が、自分で食べ物を作り出せる人とつながれば、「間」がないから効率的でいいでしょ？
自分の大切な時間を使ったものがマージンとしてがっつり削られたりすることあるもんね
もちろん「間」もとっても大切で、間に誰かが入ってくれるから広く発信することもできるし、遠くの誰かに届ける事もできる
でもそれが、「仲間内で完結する」ってのもやっぱり素敵じゃない？

そんなたのしく生きるお祭り野郎たちを見て、「あれで全然オッケーなんじゃーん」て、あたらしい世界見てあたらしい選択肢増やす人がいれば、それはぼくらにとっても最高じゃん
つながる仲間が増えるんだからさ
そこからさらに膨らむかも知れないんだから

やりたくないことやるのは疲れるよ
だからやりたいことだけやることを考える
その「たのしーい」の波を広げたいね

🔴お金となかよく

たださっきも書いたけど、お金によって動きが制限されることは正直あるんだよね

この楽しく生きていい時代に楽しく生きるのには、お金の問題はなしに出来ないからね
だからお金を自分から毛嫌いしないで、しっかり仲良くしておいたほうがいい

「お金はどこから来てどこに流れてる？」
「お金の集まるところには、お金の集まるどんな理由があるんだ？」
「集まったお金をどう使うのが、自分もみんなも最高に喜ばせられるのか？」

ここをずっと勉強していかないとだよね
昔に親とか学校とかに教わったことより、この激動の時代の「いま」にアンテナを張ってしっかり学んでいきたいよね
何も知らなかったぼくはいま勉強中です

🔴もうはじまってるからね

自分で物を作って自分で売り込んで、経営から何から何までやってる人もいるけど、ここはやっぱりそれぞれの得意分野を活かしたい
いろんな人が集まれば、それぞれが得意なことで突っ走りやすくなる

商店街の入り口出口に店を借りて、そこの店先でイスに座ってノートにイメージを描く

人が通りかかって「こんにちはー」って言うと、そこからはじまるつながりができた

あたらしい世界はそこらじゅうに転がっていて、手を伸ばせばすぐにキャッチできる
昨日も自分から手を伸ばしてみたら、すてきな出会いが手繰り寄せられた
そのすてきな出会いが、またイメージを一歩リアルに近づけてくれた

いろんなお店が並ぶ商店街にやって来る、いろんな生き方をする人たち
そこに住んでいる人もいれば、通りすぎるだけの人ももちろんいる

ここは出会いと多様性にあふれてる
ちょうどいい解放されたコミュニティだ

いまはシャッターが閉まって寂れたこの商店街の、少し先のすてきな未来をぼくはそんなふうにイメージしてるんだ

「はじまってるよ」

話しを聞いてもらおう
あたらしい世界を受け入れてみよう
しっかり勉強していこう
しっかりカタチにしてつながっていこう
とにかくたのしくいまを生きていこう

ではみなさん今日もめでたいいちにちを

五穀豊穣　子孫繁栄　
大安吉日や　さかいひろし
#大安吉日や #大安吉日 #佐久穂町 #大日向 #もちつき #出張もちつき #ぽん菓子 #出張ぽん菓子 #自給自足 #百姓 #田舎暮らし #山暮らし #薪暮らし #餅は餅屋 #商店街 #コミュニティ #店舗再生 #お金 #毎日note #いま私にできること