🔴いつも大安吉日215 〜おっきく違う価値観の世界に飛び込んでいくことが手っ取り早い〜
【おっきく違う価値観の世界に飛び込んでいくことが手っ取り早い】
いつでも焚き火とあそぶことができる
いつでも山から流れる水と遊ぶことができる
いまだ直らない家の台所には水道がない
飲み水は毎度タンクに汲みに行く
外の池で野菜を洗い食器を洗う
洗濯機と風呂のときだけ、一応きている町の水道の元栓を開く
外と中の区別がかなりゆるめで、ハイハイで動き回るようになったぼくちゃんは、ひとり勝手に外にあそびに行ってしまう
食べる場所はどこでも好きなところで
箸もお椀もいつも好きなものを使う
保育園や学校に「行く行かない」は、九割くらいはこどもたちの意思で決める
チャリで行ったり軽トラの荷台に乗って行ったり、行き方も気分次第で決まってくる
ぼくはやることがたくさんある
そしてそのやることが、仕事だったりお金になったりするようなことはいまはまだない
それでも最近は、そこをイメージして自分の時間を使いはじめている
薪暮らしのその日暮らしそのとき暮らし
無職で収入はないけど私立小学校に通う
自分のことなのに、たまに「おもしれえなあ」って思うこともあるんだ
「大丈夫かな?」って思うこともある
昨日も朝からタマはなぜか、焚きつけの杉っ葉の入った袋を抱いて飯を食っていた
ぼくもその横でおかゆをいただいた
夜はそうげんが、自作の海苔ふりかけごはんをストーブの横に座って食っている
ぼくもその横で枝豆を食う
おとといは仲間のこどもが夜までいて、こどもだけで枝豆スープ作ってたな
タバスコ入りで辛うまだった
整うとはかけ離れた暮らし
世間様とはほんの少しちがう暮らし
グッチャグチャでわけがわからない
ぼくが参ってしまうこともよくある
もちろん早く家を直さないといけない
でもね、こんなときもまた「やっぱりおもしれえなあ」って思うんだよね
その日そのときがやっぱり最優先になる
良くも悪くもいまはこんな感じなんだ
🔴ちがうことを体験して知る
ともだちと火を囲んで話したときに聞かれた
「いまいちばんやりたいことはなに?」
ぼくはこの質問をたまに自分にする
答えは最近いつも同じだ
「海外に長く行きたい」
いろんな価値観に触れること、自分のなかの当たり前が「自分だけの当たり前」だって、わかりやすく目で見て気付くこと
言葉から違う場所で暮らすこと
水も電気もないところで暮らすこと
ぼくらの「いつも」とはまったく違っているそれは、その場所に暮らす人たちの「いつも」だってことを、体験から知りたい
こどもたちにもそれを味わってもらいたい
そしてそこで感じて学んで味わったことを、自分の暮らしに生かしていきたい
そこにまた誰かがあそびにきて、何かを感じて持って帰ってもらえたらうれしい
畑と田んぼは大好きでたのしい時間だ
たのしいしぼくには必要な時間でもある
だから、このめちゃくちゃに寒い大日向の冬の時間を、海外で暮らし学ぶときにしたい
海外経験の乏しいぼくの、残りの人生で必ずやっておくことはこれなんだ
🔴そのまんま
二日前の「いつも大安吉日」
「みんなそのまんまでいることが生き抜くことにつながっていく」とタイトルに書いた
野菜や木の実に個体差があるのは、いのちをつないでいくためだと思った
シャッターの閉じた商店街をまたたのしく盛り上げていくのには、時代に一斉に取り残された「右にならえスタイル」では足りない部分もあるんじゃないかと思った
「そのまんまでいること」
多様性のある世界になっていくこと
手を取り合って生きていく世界
そして「そのまんまでいること」と「海外に長く行きたい」ことは、ぼくの中ではかなり密につながっている
🔴リアルを肌で感じる
大日向小学校は、ぼくらの時代の小学校に比べたらものすごく「個」がはっきりとある
うちもそうだけど、日本で育った日本人だけではないし、いろんな文化や習慣がミックスされている
いまいる場所としてはかなりたのしめる
でもやっぱり、いまは文化圏も生活圏も近いものがあって、「あの子は○○なのに、うちはなんで○○じゃないの?」みたいなことはある
そんな無いものねだりが、こどもの得意技なのはぼくもわかってる
まあ日本にいたらどこでもそうだろう
そしてぼくにもその感覚はあるんだよね
人の目を気にしたり、人と比べたりすることがたくさんある
だからって「おれはだめだ」とか「この感情をゼロにするために鍛錬しよう」なんて強めには思わない
でもやっぱりもう少し広げたいんだ
「そのまんまでいい」ってのを、もっともっとできるだけでモノにしたい
インターネットで世界中とリアルにつながることはできるようになったけど、いまはまだその場所の「空気の振動、温度や熱、エネルギーやパワー」を体感することはできない
やっぱりその場所に行かなきゃならない
はやくどこでもドアが欲しい
言葉が通じないことを体験して、なかよくなった友達ともっとしゃべったりしたくなる
電気や水道の無い場所、お腹いっぱいたべることのできない人と触れ合って、日本はどんなに恵まれていたかを体験して知る
あり得ないサイズの自然のチカラを目の当たりにして、この世界は知らない世界にあふれていることを体で感じて知る
たくさん国のたくさんの町のたくさんの人と仲間と出会って、世界にはほんとうに様々な人たちがいることを数字じゃなく目で見て知る
自分の中の価値観はどんどんアップデートされて、日本基準じゃなく世界基準になる
広い世界ではみんなが同じなんてことはなく、みんなちがって当たり前
誰かと自分を比べることってどうなんだ?
ちょっと外に行ってみたらみんなちがう
「いまここ」をたのしく生きることのできないおっきな原因は、「不安や心配」だ
まだ現実にはなってはいない、まだ見ぬ先の不安や心配がぼくらにブレーキをかける
その心配の根っこにあるのは、誰かと何かを比べた「相対的不安」が大きいと思ってる
たくさんの価値観に触れてちがうことが当たり前になれば、この世界が一気にハッピーな世界に見えてくるだろう
「自分が変われば世界は変わりはじめる」
ぼくはやっぱりそう生きたい
こどもたちにもそう生きてほしい
🔴グローバルスタンダード
裸足で飛び回ることなんてなんでもない
お湯の出ない風呂なんて珍しくない
池から水が出るだけでありがたい
台所も風呂もない家なんていくらでもある
米が食えない人だってたくさんいるんだ
これが「グローバルスタンダード」だ
そんな世界基準を言い訳に、ぼくは家がいつまでも直らないことを、すにちゃんに頭を下げてわかってもらうのです
ということで、今日は台所作業やろうかな
ではみなさんめでたいいちにちを
五穀豊穣 子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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