私って凄く偉いし、もっと価値がある人間だと思う。友達ももっといていいと思うし、お金ももっと稼いでいいと思う。でもそれを全部ひっくるめちゃったのが母親なんだよね

【連載小説】ナクシモノ(２)

一日目自己紹介も軽く済ませ、いよいよ授業が始まる。3人しかいないこの教室でどんな授業をするのか少し不安だった。 そもそも受験はどうするのか、この2人は何を学んでいるのか。珍しく、人に興味を持たない僕が二人のことを知りたいと思った。 そんなことを考えながら、1時間目の授業が始まった。国語の授業だった。小説の読解を進めるらしい。 「なくしたものたちの国」 読書好きな私だったが、この小説は知らなかった。現代文学にはあまり触れてこなかったからかもしれない。後で分かったことだが

【連載小説】ナクシモノ(１)

卒業まで残り8か月となった頃。 父の転勤で、やむなく転校することになった僕は、いつもの場所に来ていた。 いつもの場所で見る景色は、これから新しいことが待っているというのに、何も変わらなかった。 今まで通っていた学校では、特に目立ったことはせず、ただ読書に没頭していた。 あまりに読書が好きだったため、図書委員会に所属したものの、あれは失敗だった。 図書委員会は楽だからという理由で入ってきた先輩がいたからだ。あれは本当に苦痛だった。 部活や郊外の活動にはあまり興味を示

母は浮気癖があった話

正直ビックリしました。 齢22になる私ですが、先日初めて母の男癖の悪さを知ったのです。ただ、ショックとかそういう感情は一切湧かず、「弱みを握ってやったぞ」と言う気持ちが先行している。 このことを知るきっかけになったのは、7月8日にバイトに行くと家族に嘘をつき、母方の祖母の家に近況報告をしに行った時だった。 いつものように母の悪口ばかりを祖母に伝えている私。「なんでこんな子に育っちゃったんだろうね〜」と言う祖母。私はその言葉に励まされていた。 いつもは文句を言い、イベン

聞き上手って甘やかすことなんですかね

社会人と学生のカップルってまぁ、いると思うんですよ。 年齢が離れていなくても、短大卒と大学生とか、大学卒と大学院生とか、付き合いにも様々な形ってありますよね。 そして男女関係なしに、社会人のパートナーっていうのはだいたい会社での愚痴を聞かされるものです。 多分、話している相手が望んでいることって、話を聞いてほしいとか、「大変だったね」と言ってほしいとか、そういうところだと思うんです。逆の立場だったらそう思います。 だから、普段からそうやって返してあげるようにしているん

短気って生きづらい

最近短気なのかな、すごく生きづらさを感じる。 嫌なことがあっても大抵のことは受け流せたりしたんだけど、彼女が関わってくることに関してはなんかすごくイライラやモヤモヤが残ってしまうし、めちゃくちゃ引きずるんだよね。 3の倍数の時の経過は佳境とよく聞くけど、ちょうど15ヶ月目だからなのかな。全然受け流すことができない。 ストレス耐性はだいぶ付いてきたつもりなんだけど、彼女に関しては全然むしろ弱まっているようにも感じるんだよなぁ 全ての怒りやイライラの根源が「友達とはできて

無駄な出費って本当に萎える

いやぁ、やってしまいました。 今この時期って台風並みの雨風で大変じゃないですか。そんなときにやってしまったなぁと思うことって何がありますか？ 洗濯物を干しっぱなしにしてしまったとかですよね。今回そんなぬるい話じゃないんですよ。 車の助手席の窓を開けたまま放置してしまっていたんです。 いやぁ、ほんとうにやってしまった。これは今までと違う意味で死んでしまいたい。自分の車ならまだしも、親の車ですわ。これはもう雷振ってきますよね。 「あるんですよね～こういうミス」ってレベル

ほんとにこの人と結婚して大丈夫かなって

夜中に起きてふとそんな不安にかられてしまった。 彼女と結婚しないのであれば、きっともう結婚したく無くなるのだろうと思うのだが、あまりにも不安が大きすぎる。 そもそも、赤の他人と結婚するというシステム自体大変酷なことであることに気がついた。 人には人の生きるペースがあるし、恋愛における価値観だってだいぶ変わってくる。 両想いである確率なんてすごく低いとあるが、さらに価値観まで合う人と出会う確率なんて、空を掴むくらい凄いことなのだろうと思う。なんと、低確率のガチャなんだ。

誰も何もわかっちゃくれない

今の感情は「死にたい」オンリー。 ということは、明らかに通常ではないということ。 それを理解した上で読める人は読んでほしい。 まじで、この世界は狂っている。世界は誰を中心に回っているか知らないが、少なくとも私ではない。しかし一人称という言葉あるように、生きている自分という個体が存在し、感情というものが存在する限り、まるで世界は自分を中心に回っているかのように考えてしまうのもまた事実である。 その考えは誰もが持っているもので、それによって褒められたり叱られたりすることも

一緒にいるのに寂しいし、苦しい

好きだから許される範囲

好きな人ってある程度ワガママ通じると思うんです。 カレー作ってと言われれば作るし、買い物頼まれても別に嫌な気はしません。 それが「好きだから許される範囲」だと思うんです。 嫌いな人だったら絶対頼まれてもしません。したとしても相当嫌な顔してると思います。 でも、「好きな人でも許されない範囲」もあります。これが所謂価値観ってやつ。人間って不便なもので、価値観を損害されたときそれがどんなに好きな人であったとしても、一瞬嫌いになったかのように、まるで許せない時があるんです。

ふと来る心の闇

どうも、僕です。 時々どうしようもない「怒り」「惑い」「絶望」そういうものを全部混ぜて言葉では形容し難いそんな夜ってありませんか。 今ちょうどその時なんです。 「イライラ」とか「もういいわ」とか「生きていたくない」それが全部集まってるんです。でも表現しがたいんです。 そういうとき、SNSに従事している人達はたった4文字のナ行変格活用動詞を使うのでしょう。私も幾度となくそうしてきました。 ただ、SNSは本当に生きてて毒でやってる意味がないと思ったので半年前ほどに消して