高速船の浸水偽装や自動車会社の検査不正|認知の歪み
高速船が浸水していたけどそれを隠して運行していたってことでニュースになっている。とんでもないことだみたいな意見ばっかりだ。
普通はそうなんだろうけど、自分の認知をうたがってみる。
そもそも、それくらいの浸水は、運行の安全上ほとんど問題じゃなかったんじゃないか?
専門家は、運行の安全性に問題とかいうけど、それは程度の問題を大げさに言ってるだけで、実際のところは安全上問題なかったんじゃないか?
そもそもでかい船ってのは、多少の浸水があるもので、程度の問題ってことなのではないか?
ってか、そうじゃないのに、JR九州が運行を続けるとは、考えにくい。普通の人間が、本当に、いつ沈むかわからない客船を運行させるはずがない。
安全には絶対の自信があるから、運行させたと考えたほうが、自然ではないか?
報告して、運行禁止させられる基準が、現実的な安全とかけ離れたところにあって、合理性のないものだった可能性もある。
そしたら、「そんなアホなルール守ってられっかよ」ってなるかもしれない。
でも、多分、今のニュースへの反応としては、1mlでも、浸水していたら、運行してはいけないということが前提になっているように思える。
本当か?
その認知は正しいのか?
そういう認知をしているということに自覚はあるか?
言うまでもなく、法令違反は良くない。
一方、世の中にある法律やルールで、合理性がないというか、「そんなアホなルール」と思えるものはたくさんある。
本来は、法律やルールを作る側が、現実に沿ってないものは、随時見直して修正しなければならないのだが、そういうルールは議会にかけないといけないとか、偉い人の決裁を取らないといけないとかで、事務方からすれば、めちゃ残業しないといけない一大イベントだったりするのだ。
それで、たいていの場合は、今すぐやらなくても、だましだましやってはいけるものだから、問題が起こるまでは放置される。
しかし、法律やルール違反があった場合に、法律やルールが「それらが「アホなルール」になっていた可能性には留意したい。
(だからといって無罪放免にはならないが)
こういうのもメタ認知や認知の歪みの問題であるように思う。
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