昼寝・夕寝・ねるねるねるね[2021.04.28]

 今日のお昼は、一時間まるまる昼寝に費やした。頭が重くて仕方がなかったので泣きながら寝た。目が覚めたとき、なんだかものすごくすっきりしていた。高校一年生の5月、火曜の2時間目の授業を受けているのかと思うほど頭が軽く、窓からみえるものたちをまっすぐ見つめることができた。

 20歳の後半からずっと頭が重い。たまによく寝ると、幸せな気分になって、さまざまなものごとに心が行き届く感触がする。

 澄明な意識で存在していることへの根源的な嫌悪にはじまり、それならばすべてを鈍らせることであらゆるものごとにおける自分の所在のなさの原因をあいまいなままに深く沈殿させてしまおうという偽悪的にもなりきれない、どちらかといえば妙な感傷に甘えるような考えを持ち始めたのは、それが既に非澄明な意識で手探りをした結果だったからだろうか。

 以上のようなことを0.01秒ほどで巡らせ、すぐさま唾棄し、午後の仕事に戻りました。

 夜はカレー。ビールもたばこも味がしない。というと、すぐさま感傷的なものへの視線を刺し殺しにくる化物の予感に近視を加速させるけれども、それが私の現状なのだ。

 なんだかつまらない語り口になってしまったが、これはこれで新しい語り口を探っているのだからそこのお前! なにを笑っているんですか! 読んでくれてありがとう。また明日。

 

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