モラ夫は他人の失敗を許せない!!
私の実家に家族で帰省すると、モラ夫は大人しくなる。
だから実家に帰るのが私は凄く好き。
いつもより相手に気を遣わなくていいので。
ある日、珍しく私の両親に
「和歌山に日帰り温泉でも行きませんか?」
と誘っていた。
両親は気を良くして私ら家族3人と
5人で和歌山に向かいました。
ドライブが好きなモラ夫がハンドルを握る。
せっかちな性格は運転にも現れる。
ブレ—キとアクセルがやたら多い彼の運転は
和歌山のクネクネ山道に輪をかけて
激しい揺れとなった。
少し遠い場所の日帰り温泉ともあり
何時間で到着し何時間で自宅に帰ってくる
という計画は彼の頭の中で
出来上がっていたのもありせっかちに山道を走っていた。
すると、案の定、奥の後部座席にいた
私の母が車酔いをし、休憩したいと言った。
モラ夫の心の中は「チッ」だったに違いない。
なんせ自分の計画が崩れようとしているから。
道の駅の小川で足を付けて、休憩していました。
母はすぐ良くならず、しばらく山を見ながら
ボーッとしてました。
私と息子(一歳)も川でキャッキャッして
遊んでいました。
父は離れたところで、これでもかというくらい
景色を見ながら、タバコを深く吸っていました。
彼を除いて、みんなにとっては素敵な時間。
しかし彼の心境は、「チチッ」だったのに違いない。
遠くから、「早く行くよ〜戻ってきてえ」
とイライラを押し殺している声色に私は気付きました。
母も気を遣い、もう大丈夫そう「行こう」
と車に戻りました。
息子は喉が渇いたようで、ミルクを欲しがりました。
「お湯お湯」とリュックの中の
水筒を見たら、蓋をしっかり締めていなかった
せいで、リュックの中がビショビショでした。
「やっば、やってしまったあ((((;゚Д゚)))))))」
保険証や、紙の医療証などもビショビショ
になり・・・・
「何やってんだよ!!」と夫に激しく言われ
怒られても仕方ないと、私も自分に呆れていました(-_-;)
ほとんどお湯がない中、ミルクを作り子供にあげました。
「どこかで、お湯を手にいれないとなあ」っという状況でした。
モラ夫はイライラしながらも、今日の目的地日帰り温泉場所に到着し
それぞれゆっくりしました。
温泉の人にお願いしてみましたが、お湯はなく水を頂きました。
「なんなら水でいいか!」くらいにおもっていました。
機嫌が少し治ったモラ夫は和歌山ラーメンを食べたいと言い出し
少し遠回りでしたが有名なラーメン屋さんを目指しました。
そして、山道から高速道路に入り
ぐっすり眠っていた息子が「ミルク!!!」と起きだしました。
水でミルクを作っていると、
「おいおいおい!まさか水でミルク作ってないだろうな?」
と言ってきました。「ギクッ!!」っとしましたが
しょうがないから無視してあげようとしたら
「やめろよ!」と高速道路を運転しながら叫びました。
「でもしょうがないやん、もう子供泣き出すで?」
っと言っても、やめろ!の一点ばり
「煮沸してない水でミルク上げる親がどこにいるんだよ!」
と狭い車内で、満員の車内で大きく怒鳴る
そこまで言うなら、しょうがないと少しクスンクスン
言ってきた息子をあやしながら、次のパーキングまで
待ちました。が運悪く全くパーキングのない山道高速道路。
ついに恐れていた子供のガン泣きがはじまりました。
この鳴き声がモラをヒートアップさせる原因に
なるとわかっていたから、そそくさと隠れて
水でミルクを作ってあげたかったのに(>_<)
運悪く察知され、案の定「泣きやませろや!」
ときた。いつもなら、私もそろそろブチ切れる
ところですが、大好きな両親がいる手前
平常心を保っており、無視していました。
奥の後部座席の二人の表情は今でも忘れません。
父は温厚平和主義なので、黙っていました。
母はビックリしている様子でした。( ゚Д゚)
「はあ、ついにモラハラ男の本性をうちの親が知る時が来たか」
と腹をくくりました。
次のパーキングに着くまで、ガン泣きと モラオの叫びの
オンパレードにひたすら耐える我々3人。
私もガン泣き息子をあやす手が限界に達していました。
1時間くらい経ったでしょうか?パーキングに入りました。
私は疲労で寝てしまいました。子供も泣き疲れて
眠ってしまいました。
「おい!着いたぞ!お湯貰って来いっ!」と言われ
「は????」と心の中で・・・・
なんだこいつと思い無視していました。
すると自分でパーキング食堂に貰いに行ったみたいでした。
やけに時間をかけて帰ってくるなり、手にはミネラルウオーター
「ハアアッ?」っとなりながら、話を聞いてみると
12時のお昼の混雑時に誰にも取り合ってもらえなかったみたいでした。
で、「もう水でいいんじゃない?」とモラオは静かにつぶやいた。
「ふざけてるのか?」と思うぐらい、「どの口が言ってるんだ!」
っと心の底から思った、はらわた煮えくりかえる出来事でした。
この日、以来うちの親は彼の車には一切乗らなくなった。
そして、母には「私だったらあんな旦那は無理!!」と言われた。
ある意味、離婚を反対されることはないかな?
なにかあっても、説明なしに、
スムーズに実家に帰って来れる雰囲気はできたな
というメリットはあった。
その一日は水ミルクを美味しそうに飲む子供の顔だけが救いとなった
5年経っても忘れられないはらわた煮えくりかえる思い出です。^_^
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