『老化現象』~閉経から4年・婦人科の臓器の老化~
「癌かな…。いや癌じゃないよな…。いや癌かな…でも血液はいいし…」
土曜日の 非常勤の婦人科医は、人の顔もろくに見ずに、ただイライラとしてそんなことばかり 口走っていた。
今日いつもの 婦人科の先生に説明を求めに行った。
2ヶ月前から徐々に排便が困難になっていったこと、尿の量が少なくなっていったことも言った。
そして これ以上痩せないだろうと思って作った結婚指輪が、ちょっと太ってもすぐまた痩せるので抜け落ちて、薬指ではなく人差し指に付け替えていることも言った。
その頃からだんだんに食欲が落ち、今では身体がすっかり弱ってしまったこと、それも話した。
そして肝心なことを聞いた。
「卵巣と卵巣の間の組織の変異は何なんですか?土曜日の先生からは 何の説明もありませんでした。卵巣嚢腫という説明もありませんでした!ただ イライラとして人の話も聞かず、あれでは全く意味が分かりません!」
いつもの先生が申し訳ながって、土曜日の先生のことを詫びてきた。
結論から言えば、
「婦人科の臓器の老化現象」
であった。
痛みの方はやはり 腸炎で、痛みがずっと続くようならば、内科の主治医の先生に内視鏡してもらってくださいと言われた。
確かに チョコレート嚢胞はあった。
内科の主治医の先生が言った通りである。
しかしそれも老化が進んでいて、病態としては縮小しており、ほぼ 機能していなかった。
病気としても 臓器としても、老化が進んで機能していないということである。
土曜日に受けた検査の結果は2週間後に出るので、いつも出ている今日の先生に見てもらうことにした。
思いっきり 怒って帰ってきた。
先生 は 平謝り だった。
あの先生が悪いわけじゃないので、ちょっと言い過ぎたかなと思ったけど、とりあえず 言いたいことも言ったし、結果も分かったし、はーすっきりした!!と、まだ痛む腹を抱えて帰ってきた。
血の気が引いて動けなくなったり、目が回るようでぶっ倒れる、といったことは、腸炎の強い痛みの後の、ショック状態でもあるそうである。
これは日曜日、救急で病院にかかったとき、医師に言われたことだ。
というわけで、「具合の悪さは腸炎一択」に絞られたわけだが、これはもう一度内科にかからなければならないかもしれない。
なぜこんなに 排便が困難になったのか、薬は変わっていないのに理由がわからない。
でもって、今の強い 下剤で排便を続けている限り、腸内フローラは荒れっぱなしで、腸炎になったりすることもまたあるだろう。
でも ひとまずは良かった。
私は月経が上がるのが早かったため、そして性欲の衰えも早かったため、婦人科系の臓器は全て相当 老化していた。
それだけだった。
あとは じっくりと腸炎を治すために、整腸剤を処方してもらって飲もう。
食事も刺激物を控えて、とりあえずのところは柔らかいものばかり食べるようにしよう。
内科の主治医の先生が出ている日に改めて受診し、整腸剤の処方をお願いしてこよう。
というわけで、病院から帰宅して痛み止めのトアラセットを飲み、整腸剤を飲んで、ポカリスエットを飲んでいる。
不安要素がなくなっただけでも、今日の婦人科受診は安心料だ。
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