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「つねに目的を中心に」するための整理術
最近個人的にホットなトピックは「つねに目的を中心に」です。
その時に防ぎたいのが「手段が目的になっちゃうこと」です。
簡単にまとめるとこんなことです↓
・どの施策も「誰にどう思ってもらうか?」が目的。
・施策を「やること自体」は手段。
・「手段(施策をやること自体)」が「目的」になっていないか?
↑を書いた後に、さらに感じたのが
「手段」が「目的」になっていないか?
と同じくらい
「結果」が「目的」になっていないか?
も大切ということです。
ここでいう「結果」とは、
売上、来店者数、新規獲得数などの
いわゆる定量的なもの(数字やKPI)です。
「手段/目標/目的」について書いている
いろんなネット上の記事をみると
↓こんな整理の仕方が多いみたいです。
・目的:最終的に実現したいこと。抽象的で理想的。
・目標:目的を実現するためにやること。具体的な数字。
・手段:目標を実現するための行動、アクション。
↓こんな感じ。
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けど、この定義にそって、よくあるこの会話を整理してみます。
「●●施策をやるので、売上目標は達成できます!」
↓↓↓
・目標:売上の達成
・手段:●●施策をやる
となりますよね。
けど…もう一歩踏み込んで考えてみると
●●施策をやるので、売上目標は達成できます!
↓
何で売上があがるんですか?
↓
若い女性が、おしゃれな写真を撮りたいと思って、たくさん来てくれるからです!
という感じだと思います。
この会話を整理してみると
目的:若い女性に、おしゃれな写真を撮りたいと思ってもらう
手段:●●施策を実施
結果:来店者が増え、売上があがる
ということなので、
売上目標の達成は、施策をやる「目的」になりません。
むしろ「目的」を達成した「結果」なのかなと思います。
「つねに目的を中心に」
「手段や結果を、目的にしない」
というのはこんなイメージになります。
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それぞれの定義は、
・目的:誰にどう思ってもらうか(お客さん、働く人)
・手段:目的を達成するためにやること(施策、キャンペーン)
・結果:目的を達成した後に見込まれる成果(数字、KPI)
なのでこんな感じです。
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OMOとは「お客様の体験がより良くなることを、オンライン&オフラインで実現しようという考え方」だと定義しましたが
OMOを整理すると
・目的 :お客様の体験がより良くなる
・手段 :オンライン&オフラインで
・結果 :売上があがる、来店者が増える
ということになります。
なのでOMOは「つねに目的を中心に」考えていないと実現できません。
OMO推進部の肝になる考え方です。
余談ですが
目的を中心に考える を英訳すると
Focus On Purpose
らしいです(Google翻訳より)。
英語三文字に略すとFOPですね…!
「それFOPできてる?」みたいな感じに流行らせられないかな~と画策しています。笑
という冗談はさておき
「つねに目的を中心に」
「目的とは、誰にどう思ってもらうか?のこと」
「それを達成するための手段と、達成した後の結果は?」
くらいのノリで整理していくと、
色んな取り組みがもっともっと進んでいきそうな気がしています!