全身の老化は口から始まる? 8020達成で健康寿命を延ばそう!
近年、「老化は口から始まる」という医師の言葉が注目されています。 確かに、歯を失ったり、口の機能が衰えたりすると、食事が困難になり、栄養不足や筋力低下を招き、全身の老化に繋がる可能性があります。
そこで今回は、口腔機能の老化予防と、全身の老化予防について、8020運動も交えて詳しく解説します。
● 口腔機能の老化予防
歯の健康と寿命の関係
調査によると、「歯の残存本数と寿命は比例する」ことが分かっています。 65歳時点で20本以上の歯がある人は、そうでない人に比べて、健康寿命が約3年長いという結果もあります。
8020運動とは?
日本歯科医師会が中心となって行われている「8020運動」は、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという趣旨の運動です。 20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できることから、目標とされています。
歯を長持ちさせるために
8020運動を達成するためには、毎日の歯磨きや定期検診はもちろん、日頃からよく噛むことが大切です。 ひと口30回を目安に、よく噛んで食べるようにしましょう。
また、歯周病や虫歯は歯を失う原因となるため、予防も重要です。 歯科医院で定期的にクリーニングを受け、歯石を除去したり、デンタルフロスを使って歯間を掃除したりしましょう。
● 全身の老化予防
オーラルフレイルとは?
噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを「オーラルフレイル」といいます。 オーラルフレイルが進むと、食べられるものが制限され、栄養不足や筋力低下を招き、全身の老化に繋がるだけでなく、認知機能の低下や誤嚥性肺炎のリスクも高くなります。
噛むことの効果
脳の血流を促進し、認知機能の低下予防に効果がある
唾液の分泌を促進し、虫歯や歯周病予防に効果がある
消化を助け、栄養素の吸収を促進する
ストレス解消効果がある
噛む力を鍛える方法
よく噛んで食べる:ひと口30回以上を目安に
硬いものを食べる:ナッツ類、海藻類、根菜類など
ガムを噛む:無糖のものを選びましょう
顔の体操をする:口周りの筋肉を鍛えることで、噛む力が向上します
まとめ
口腔機能の老化は、全身の老化に繋がる恐れがあります。 8020運動を達成し、日頃からよく噛むことを心がけ、オーラルフレイルを予防しましょう。
また、歯科医院で定期検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療も忘れずに。 口腔ケアをしっかりすることで、いつまでも健康に、美味しく食事を楽しむことができます。
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