改造詩人参拾号「世界で一番大事なのはワタシなので」
ワタシの中にはワタシという人格があって、形而下世界には内的作用によって動いているワタシの肉体がある。
ワタシはワタシを見つめていて、世界はワタシの肉体(形而下世界の中で世界に干渉する一単位。ブラジルの一匹の蝶)を見ている。
ワタシの肉体にやどるワタシの人格は、ワタシの肉体の中で生きるワタシにとっては世界そのものであるが世界に於けるワタシの肉体(人格を内包するもの。人格の船)は世界と他人によって揺り動かされるので、ワタシは常に形而上的な災害に振り回されている。ワタシの人格(”ワ