コーチング入門書 ~他人(ヒト)を育てるということ~ コーチングの本質 8章
第5段階「傾聴=アクティブ・リスニング」
上司や先輩『先日設定したアクションテーマ、進捗どう?』
部下や後輩『どう?と仰いますと?』
上司や先輩『ゴメン、ゴメン、質問がオープンQ過ぎた😅 先日設定したアクションテーマ、手応えとか、こんなことが上手くいっているとか聴きたいなと思って。』
部下や後輩『まだ、これといって手応えはありませんけど、やっぱり意識して継続してると周りの私に対する接し方も変わりつつあるような気がしてます。』
上司や先輩『手応えを感じつつあるって解釈でいい?』
部下や後輩『はい、継続すると近々手応えを感じることができると思ってます!』
上司や先輩『俺も激しく同感!!!。で、あなたへの接し方の変化って?』
部下や後輩『小学生みたいなことですが、ここ2週間くらい毎朝私から明るく挨拶をしているんです。そしたら、みんなからも挨拶してくれるようになってきたし、報連相が増えてきているんですよ!』
上司や先輩『報連相が少ないってのが職場の課題だったね。』
部下や後輩『そうなんです。ルールつくったりペナルティー決めたり繰り返し要求したりしても一向に改善できなかったんですが、 変わってきました!』
上司や先輩『あなたの存在が、報連相し易い存在に変わってきたんだね。朝の挨拶の副産物というか効果だね。』
部下や後輩『ということですね。。。できない理由は、ルールや周知不足というより私にあったのかもしれないですね。。。職場や他者を変えるには先ず自分からってことですね。。。なるほど、、、他にも私が変わることで職場を変えることができるかもしれないですね。。。ちょっと考えてみて相談しますね。😊』
上司や先輩『うん、僕も勉強になった! ありがとう!😊 うれしいよ!😄』
ポイント(5つ)
👉ときどき繰り返したり(パラフレージング)、言い換えたり(自分なりの解釈を確認したり)しながら聴く、これが正にアクティブ・リスニングです。相手の話を受け取って(聴いて)、「ここポイントだな!」って思うところを繰返したり言い換えたりして確認する。そうすると、相手の思考回路がフル回転しだして更に学習が促進されます💕
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