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緊張との付き合い方

先日の演奏会ではブラームス・ヴァイオリン協奏曲を演ったのですが
演奏会後に打ち上げでソリストさんからお話をお聞きしました。
協奏曲でソロを弾くという事は大変な緊張とプレッシャーだと思います。
緊張しない方法はあるのか?
実は緊張は必要で緊張しないと良い演奏は出来ないのだそうです。
承認欲求も重要で、良い演奏でカッコよくキメたい!という
承認欲求が緊張を生む訳ですが、この意識がなければ
良い演奏をしてやる!という向上心もなくなってしまいます。
つまり緊張はして良い、緊張している状態で
普段と異変が起きている箇所を自分で見つけ修正していくのだそうです。

・場数を踏む
まずは場数、とにかく場数を踏む、人前で弾く機会を増やす。

・緊張時のカラダの異変の傾向を見つける
場数を踏む事で、緊張により起きる身体への異変の傾向を見つけます。
たいていは肩が内側に入る、肘が下がる等でぎこちないボウイングになり
弓先が暴れたり、運指が制限されたりという異変が起きるので
演奏しながら異変の修正を行うという事でした。

・感謝する
突然話が飛んだ気がしましたが聞けば納得でした。
緊張した精神状態で最も忘れてしまう感情が感謝なんだそうです。
緊張している時には自分の演奏のために足を運んでくださるお客様や
伴奏してくださる演奏者、告知や運営に尽力してくれたスタッフさんへの
感謝の気持を考える事が出来なくなってしまうんだそうです。
感謝の気持ちを思い出す事で緊張がほぐれるのだそうです。

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