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歌曲に学んだ事 音価とは歌詞である

2024年10月14日(月)に少し変わった演奏会に出演させていただきます。
歌曲のプログラムとなります。
メンデルスゾーン 交響曲第2番 「讃歌」
マーラー "ラインの伝説" "僕の歌を覗かないで" "私はこの世に忘れられ"

かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

本番が近づいて来たという事で今週の日曜に合唱と合わせが始まりました。
合唱に合わせてオケを弾くのはあまり無い経験です。
そこで新たな気づきを得ました。
歌の語感と演奏を合わせる必要があるのです。
歌詞はドイツ語なのでかなりアタックが鋭い単語が多いです。
一人称の主語がIchですから、歌詞の出だしから
アタックとスタッカートが着いている感じです。
この歌詞の語感に演奏も合わせるのです。

テヌートやスラー、レガート、スタッカート等
同じ音の長さでも指定によって音価いっぱい伸ばしたり
次の音と繋げたり、逆に短く切ったりという弾き分けをしますよね?
歌には歌詞がありますが楽器には歌詞がありません。
しかし歌の歌詞は内容の意味だけに目的が有るのではなく
語感も音楽表現なのです。
楽器には歌詞の意味は表現できなくても語感を表現する必要があるのです。

楽器を歌わせると言うと、ロングトーンでビブラートを目一杯掛ける
クレッシェンドさせる、デクレッシェンドさせる
みたいな長い時間軸の発想になったりしますが
強いアタックで細かく区切ったりする事も含めて
音に語感を付加する事が楽器を歌わせるという事なんだなと気づきました。

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