私の脳内では音階は3音単位で区切って考えている
私の脳内はかなり独特な方法で音列を処理しているという話を
以前書きました。その話に繋がるのですが、
私の脳内では音階を3音単位で区切って考えているという話です。
私は5歳から18歳までヴァイオリンを弾いていましたが
18歳から30際までは完全にギターに転向していました。
この経験が私の脳内にある考えを植え付けました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロは5度で移弦する楽器です。
ギター、ベース、コントラバスは4度で移弦する楽器です。
4度で移弦する楽器ではフィンガリングを人差し指、中指、薬指の3本で
押さえると移弦します。小指を使わないわけでは有りませんが
補助的に使う、移弦せずポジション移動する場合の中継点として使う
といった感じで役割がかなり違うのです。
このギター転向時代に3音単位で
フィンガリングを考える習慣が身につきました。
ギターでは即興演奏、アドリブが求められる事が多かったので
コード進行が流れる → 基音を見つける → 基音からの3音で調性を確定する
この時に、基音と2度目の間隔が全音なのか半音なのか?
2度目と3度目の間隔が全音なのか半音なのか?で調性が確定します。
そこで私は音階を3音単位で、まずは下記の二択で処理します。
I <全音>II <全音>III なのか?ならば長調
I <全音>II <半音>III なのか?ならば短調
この2択が決まると次も決まります。
III <半音>IV <全音> V 長調
III <全音>IV <全音> V 短調
更に次も決まります
V <全音> VI <全音> VII 長調
V <半音> VI <全音> VII 短調
7度目からはオクターブ上の基音に戻るので
ここはあまり意識していないのですが
ココで何がいいたいのかと言うと
フィンガリングを考える時に、人差し指と中指と薬指の間隔は
パターン1 人差し指 <全音>中指 <全音>薬指
パターン2 人差し指 <半音>中指 <全音>薬指
パターン3 人差し指 <全音>中指 <半音>薬指
の3種類しかないという事です。
まあもちろん物事には例外が有り、短調の場合は
VI <全音+半音>VII になる旋律的半音階だったり
経過音として 人差し指 <半音>中指 <半音>薬指 という場合もありますが
基本的には脳内で3パターンの三択問題を処理しながら弾いています。
薬指まで押さえたら小指なりポジション移動なり移弦なりで
次の三択問題を処理していくイメージなのです。
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