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ステージ上で感極まった話

昨日は演奏会でした。演奏した演目は
ベートーヴェン 交響曲第3番 英雄
チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」より抜粋

英雄は私が個人的にベートーヴェンの中で一番好きな曲で
思い入れも深いです。ここのnoteでも英雄の話は何度も書いています。
2ndヴァイオリン、ヴィオラ、1stヴァイオリンの順で3パート弾きました。
白鳥の湖も1stヴァイオリン、ヴィオラ、1stヴァイオリンの順で弾いており
抜粋曲もほぼ同じでしたので昨日の演奏会は
楽曲の理解度も高く指も自然に回るので余裕を持って弾く事が出来ました。
視野も広く俯瞰的の全体の音楽を聴きながら
楽しんで合わせる事が出来たんですね。

最初の英雄の第1楽章を弾いた時点でこの演奏会は貰った!
という手応えがありました。お客様が食いついているのがわかったのです
個人的にはほぼノーミスのパーフェクト演奏でしたが
おそらく各パートそれぞれやっちまったポイントは有るのかもしれません。
でもそんな事はどうでも良くて決めドコロできちんと決め
お客様が「おー!かっけー!」と思わせる事が出来た事が重要と思います。

8年程のお付き合いのある団体でしたので
その間に起きた色々な出来事も見てきましたし
その積み重ねを知っていたので思い出が回想され
英雄の第4楽章ラストのPoco Andanteの
白鳥の湖No.情景のPiu Mosso
ココで不覚にも演奏しながら感極まり泣きそうになりました。

演奏会が終わった後にホールのロビーに
ヴァイオリンケースを背負って立っていたら
見ず知らずのお客様10組程から
「とても良かった。ありがとう。」「また演奏しに来てね」等と
声を掛けていただきました。
そんな演奏会はコレまでに経験がありませんでした。

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