人数集めの苦労の話
アマオケで演奏会を開催する場合にプレイヤー人口の少なさから
人数集めに苦労する楽器といえば弦楽器全般ですが
ヴィオラとコントラバスは特に苦労します。
昨晩、コントラバス2名とヴィオラ2名とホルン1名で呑む機会があり
色々な苦労話が聞けました。
・pと書いてあってもmfで弾く
演奏会に向け合奏練習が始まった序盤はヴィオラとコントラバスは
1~2名で弾く事が多いです。この時期は他の楽器に埋もれてしまうので
pと書いてあってもmfぐらいで弾く習性がついています。
コレはコレで大変な事なんですが
本番に向けて人数が徐々に増えていく過程で
音量の相場観を徐々に下げていく必要があります。
細かい事ですが神経を使う部分です。
・人間関係が詰んでいると終わる
正団員では人数が足らない場合はエキストラさんを
お願いすることになりますが
ヴィオラとコントラバスはそもそもプレイヤー人口が少ないので
他の団体でもエキストラで一緒になっている事が多いのです。
他の団で起きた人間関係のトラブルなぞ知る由もないので
普通に呼んでみたところ共演NG同士だったみたいな事も有る様です。
特にコレが男女関係のもつれだったりすると大変みたいですよね。
とはいえそこまではなかなか配慮できないですよね・・・
・弾いてみたいと思わせる選曲をする
人数を確保する意味で、お願いした時に断られずに
弾きたい!と思わせる選曲が必要との事。
マーラーは人気があるようです、しかし必要な人数も多くなります。
・管楽器には管楽器の事情がある
最後はホルンです。人数集めに苦労する楽器ではないかもしれませんが
選曲面でだいぶ振り回される楽器のようです。
2本の曲も有れば4本の曲もあり、体力面でアシスタントが必要になる曲だと
パート数より人数を増やす訳で、6名ほど確保することも。
とはいえこの場合に6名が全曲吹く訳ではなく
プログラム前半だけ出る人だったり後半だけ出る人だったりと
不公平感が出ないように割り振りするのが大変なようです。
プログラム全体では出たいと思う構成でも
パートや降り番、乗り番の割り振りをした結果
全く出たいと思わない演奏会になってしまったりするので
かなり気を使うようです。