盆燈籠 広島の習慣
盆にはカラフルな灯籠を。
全国であると思っていたが広島だけだった。
安芸門徒、浄土真宗本願寺派が多いで広島では盆燈籠という習慣がある。
お盆で参る時に、花と同じくお墓に供えるもの。
わかりにくいから写真を参考に。全盛期はすごい。
起源としては。
江戸時代の広島城下、娘を亡くした父親の話に由来するようです。亡くなった娘のために石灯籠を立ててやりたいと思っても、そのお金がなく、それで竹をそいで紙を貼り、それを灯籠として供えたことにはじまり、今では安芸地方の夏の風物詩となっています。
調べて知ることができました。(笑)
昭和時代の時から記憶だと、主にお参りにきた名字を記載する習慣かな。
親戚の山田だったら「上 山田」お世話になった人なら「供 佐々木」など縦で名前を書く感じだ。
比較的黄色のとこが目立つのでそこに書く。
筆からマジックに変わったけど。
つまり親族が多ければ。
まあうちの婆ちゃんは3人兄弟で子供6人。
単純に9本の盆灯籠が立つ事になる。。ちょい厳しい。場所とか。刺す力とか。。
しかし大体6本くらい平均で刺さっていたと思う。
狭い路地なら通りにくくなるし、全盛期は
「あの辺だな。おりゃ!」って投げやりの様に投げてた、とお坊さんに聞いた事もある。
ただ盆燈籠は、盆が終われば燃やすし、また片付けは主にお寺さんの仕事になる。
平成に入ると。また、住職が変わると。
そういう事で今は市内でも減ってきた。。。禁止されたら文句言えないし。ちなみに灯籠の名前なので、中にろうそくをつければきれいだ。紙だし燃えるからしないけど。そこそこ火事問題もあった。台風になれば吹き飛ぶし。。
盆燈籠は8月に入ればどこでも売ってる。
値段は850円くらいかな?また細かい刺繍の模様があれば千円超えるのも。コンビニでも売ってる。
売って場所は花屋さんとか、ジュンテンドーとか。ホームセンターには必ずある。
通常はカラフルな盆燈籠で、白は初盆のお知らせにもなる。
台風が来るので1日早めにお墓参りに行く。
田舎のお寺は会いも変わらず盆燈籠だらけで。
カラフル2本と白1本。持って行った。
本家に寄った時の会話は。まあ墓じまいや跡取りやどこどこが亡くなったとか暗い事を言っているが。
小学生低学年の子供達が、5人くらい。家の中走り回ってる風景はお盆だなぁ。とつくづく思う。田舎は少し涼しいし家が広い。
昨年死んだ、おばさんのお墓は。
白が7本すでに立っていて。
なんか綺麗だった。
邪魔になるし迷惑かもしれないけど。
盆燈籠の習慣は残って欲しいと思う。
追懐の色どりに揺られて。墓を着飾って。