自分自身に帰る
先案じする人にお勧めすること!深呼吸。
ふざけてるわけじゃなくていたって真剣。
呼吸は今しかできないことの最たるものだと思うのだ。
”コレ明日食べよう”は叶うけれども、”今の空気明日吸っておこう”に明日は来ない。
誰かのために生きる罠に陥りがちなときでも、呼吸なんて誰も代わりにやっちゃくれない、と思い返してみる。
自分の心にきちんと忠実であることが、人生のゴールでありスタートだ。
自分らしくいることは、”常識”から外れることもあるが、意外とそこが大事だったりする。
そう思うのは、キネシオロジーを学んでいた時の色々なヤラカシがあったおかげだ。
私は自分を変わり者だと思っているので、素直に生きるのはしんどかった。
だからこそ、”常識””社会””普通”とかいう言葉で自分を枠に収めがちだと気づいたうえに、結構それを周りにも押し付けてたんだと自覚したのだ。
上級セラピストのコースに移ってからのこと、受講生同士でセッションし合ったのだが、戒めになるようなたくさんの贈り物をもらった。
新婚さんを相手に練習したときだ。
過去に起こった出来事と望む未来について話してもらった。
色々と思うこともあったのだろう、「別れるのも道かな…(意訳)」と呟いたのだ。
これが講座中の練習で良かった。
私はアタフタしてしまい、「別れさせてなるまい!」と謎の使命感が頭上でグルグルしてしまっていた。
ひとまずテンパリを脇に置いてセッションを進めると、別に大事なテーマがあることが発見できたので、そこは深堀の必要はなかったおかげで、練習は無事に終わった。
先生や仲間たちにこの話をして思ったのが、自分の思い込みを相手に映し出していたんだということだ。
「別れる=×」つまり「結婚=○・離婚=×」という一般的な擦り込みがセッションの邪魔をしていた。
いぃやぁ~猛反省。
そもそも結婚や今の家族制度が100%正解なんて思い込みだと学んだし、何万年と昔はもっと自由だったのだ。
そんなDNAを受け継いで人間が生きている。
人間だって動物。
結婚や家族制度の枠に入ってられない人がいて当然。
キネシオロジーから、人間の根源的なところを学ばせてもらえるとは!
”普通は””みんなは””一般的に~”なんて枕詞から始まる文章には要注意だ。
一般社会で通用する多数派の匙加減を当てはめてないかを確かめる視点をくれて、やらかせてくれた彼に感謝している。
セラピストだって人間だいッ。
だからこそもっと人間臭いセラピストを志していこうと思った。
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