微笑み返し。
こんにちは!タチコマのママです!
『微笑み返し』
これって知ってます?
私も世代ではないので詳しくはわかりませんが、
昭和の時代に一世風靡したアイドルグループ、
「キャンディーズ」の最後のリリース曲なんですって。
歌詞の内容をざっくり表現すると、
【春、春一番が吹く頃って出会いと別れの季節で大きな転機を迎える人が多いよね】
てな感じです。たぶん。
そんな『微笑み返し』という曲の内容には当てはまらないのですが、
今日起こったことが、そんな
『微笑み返し』というワードのニュアンスが当てはまるなぁって思い、書いてみようかと思いました。
バツの悪さの着地地点
うちの息子は今年で10歳。
生意気盛りで、まぁ口が達者。
そんな返しをしてくる?ってこちらが関心しちゃうほど、言葉のピンポン玉を打ち返してくる。
今日、息子がいつもの花粉症の薬を飲んだのかな?と私は思い、ゲームを楽しんでる息子を横目で見ていた。
『ねぇ、薬飲んだ?』
と聞いた時、彼は軽く
『飲んだ飲んだ』
と返答したのだが、しばらく経って、
もうそろそろスイミングスクールに行かなきゃというタイミングで、薬を用意して飲み始めたのだ。
私もどうしてそれがそんなに怒る事だったのか今となっては謎なんだが、
息子が軽い感じで嘘をついてその場をやり過ごしたのが癪に障ったのか、結構な勢いで叱ってしまったのだ。
大きな声で喉の奥がビリビリするくらい、怒鳴ってしまった。
息子は息子で、嘘なんかついていないと言い張る。
いや、だってさっき飲んだ飲んだって言ったじゃん!
って私も止まらない。
お互い一歩も譲らず、息子は一人自転車に乗ってスイミングに出かけて行ってしまった。
私はしばらく沸騰した頭とビリビリした喉の痛みを感じながらソファーで横たわって、自分を落ち着かせようとしていた。
「子供が嘘をついた時 対応」
こうググって調べたら、まぁさっきの私の対応はすべてダメ。
色んな子育て理論が世の中に出回ってる中で、それらが我が家に当てはまるかどうかはさておき、自分でもさっきの自身の行動には賛同できないと、少し落ち着きを取り戻し思ったのだ。
やっちゃったなー、と思いながら、
昼ごはん用にたこ焼きの準備をし始めた私。
息子が帰ってきてからどういう顔をして、どういう対応をしようかと考えながらも、せっせとたこ焼きを回し始める。
ピンポーンとインターホンが鳴り、息子が帰ってきた。
私は少し緊張気味に息子がリビングに入ってくるのを待つ。
『今日たこ焼きじゃなーい?いい匂いだね~!!』
と、明るい表情で部屋に入るなり、昼のメニューがたこ焼きだという事に喜んでいた。
スイミングで800メートル程泳いできて、心地よい体の疲労感と気持ちがすっきりしたのかどうかはわからないが、なんだかとっても表情が明るいのだ。
そんな感じで、さっきまで鬼のように起こっていた私に対して、
満面の笑みを向ける息子。
どんな表情でいればいいのかと考えてしまっていた私もつられて笑顔になってしまっていた。
叱り過ぎてしまったとバツが悪かった分、
息子のその気持ちの切り替えの速さに、私の方が助けられたんだなと感じたのだ。
普段から自分の周りの環境は自分で作り出すものだよと言い聞かせていて、それが浸透しているからかどうかはわからないけど、
彼は自分の笑顔一つで、居心地の悪かった雰囲気をガラっと変えたのだと、私はそんな風に思い、嬉しい気持ちになった。
微笑まれれば、微笑み返してしまう。
『微笑み返し』
そんな風に、今回の出来事をこの言葉に当てはめてしまおうと思いついたわけです。
教えているようで、体現して見せてくれる息子に学ばせてもらいました。
無事に着地を終え、たこ焼きをハフハフしながら堪能したお昼時でしたとさ。