あなたの「復縁のハードルが高いこと」の良い面について考えてみませんか?
こんにちは!
カウンセラー/カードリーダーの橘奈緒美です。
皆さんは復縁についてどんなイメージがあるでしょうか?
「一度ダメになった相手なんだから、戻ってもまた同じことを繰り返すだけ」
という方もいるでしょうし、
「ご縁があればまた戻ることだってある」
「他の人とお付き合いした後に元彼・元カノの良さに気づくこともある」
「いやいや、そんな自分勝手な相手と戻るなんて願い下げ!」
という方もいるかもしれません。
私自身は、一度は結ばれた縁が切れるということにも理由があって、その理由次第で復縁はアリ、と思っています。
理由が相手の暴力や暴言、犯罪やお酒の問題を抱えているなどの場合は、ご本人が戻りたいと言っていても「やめとこうよ〜」と老婆心が出るとは思います。
でもそれ以外の大体のことは「本人が本当に望んで、時間や労力をかける覚悟もしているならば、できるだけのお手伝いはしたい」と思っています。
いつも二番目にされてしまうとか、幸せな結婚生活が思い描けないとか、心理的に繰り返すパターンがある場合も、自分が変われば復縁の可能性がゼロではないと思うからです。
ただ、元彼・元カノと戻りたい!と願う側というのは、どうしても執着心が強くなりがちです。
「この人とじゃなきゃ幸せになれない!」
「この人は運命の人だ!」
「占いでもツインレイ(スピリチュアル界で言われる魂の片割れ)って言われたもん!」
「なんで自分を選んでくれないの?」
大好きだった人と別れたら、こういう気持ちになることは当たり前だし、執着心が強くなることも当然だと思います。
「きっと戻れるよ」なんて言われたら嬉しいし、「もう諦めなよ」「もっと良い人がいるよ」と言われたら「それができたらそうしてるよ!」という気持ちにもなりますよね。
でも執着心があるうちは、なかなか復縁はできないと言われています。
そしてしばらく辛い状況が続いていくと、「簡単に復縁して、別れては戻ってを繰り返す人ですら羨ましい」とさえ思ことがあるかもしれません。
でも、すぐに復縁できるというのは良い面ばかりでもないのです。
別れと復縁を繰り返すと本来の目的を見失う
追いかける側が依存心や執着心が強いまま復縁した場合、相手を束縛したり、「また別れると言われるんじゃないか?」という疑念から必要以上に下手に出てしまうことがあります。
これは無意識に「相手をコントロールしようとする言動」として現れてきます。
そうすると、相手はコントロールされていることをやはり無意識に感じて、また離れたくなってしまいます。
それでも復縁経験がある二人の間には「離れたところでまた戻れる」という、ある意味での成功体験があるから、別れに対するハードルも低くなっていて、何かというと「別れる」と言うようになってしまうことも。
相手がすぐに「別れる」と言ってきたり、「私と本気で向き合ってくれない」ということが続いているなら、それは二人で作ってしまった別れと復縁のハードルの低さが原因のこともあります。
そしてもしこれで最後だと思われる復縁ができたとしても、今度は追いかけていた側が浮気をしてしまうこともあったりします。
これまで何度も別れて戻るを繰り返してきていると、「また別れると言われるのでは」という不安や「自分は何度も捨てられた」という自信のなさから、他の人に愛されたり認めてもらうことで安心感を得ようとしてしまうこともあるからです。
本当は「この人と一緒に幸せになりたい」と思っていたはずなのに、いつの間にか「愛をくれる相手からもらうこと」という目的にすり替わっています。
実際は魅力的だから相手も戻ってきたわけだし、新しい人も現れるわけですが、何度も同じ人から傷つけられるというのは、自覚しているより深い傷になっています。
復縁できて傷が癒えた、というほど単純なことではないんですね。
だから復縁のハードルが低いことというのは、良いこととは言いにくいのです。
怒りや悲しみの感情が相手を遠ざける
そして相手から一方的に別れを告げられたり、話し合いもできなかった場合は特に「彼・彼女はなぜちゃんと向き合ってくれないんだろう」「大事なことから逃げる人なんだ」と相手を否定したくもなりますよね。
でもそこで気をつけたいのが、その怒りの感情が相手を遠ざけている、ということもあるということ。
物理的に離れていても、一度は心や身体が結ばれた相手なら、自分に対してどんな感情を持っているかを「潜在意識で感じる」ということはあるからです。
「あいつは無責任だ!」とか「私はあんなに我慢していたのに!」という怒りがある時は、エゴが暴走している時。
エゴの声は自分を幸せにはしません。
だからそんな時は、何もアクションしないようにしましょう。
怒りや悲しみの感情を乗せたアクションは、表面的には愛情表現や応援の言葉であっても、相手の感情に良い影響は与えにくいものです。
よく「相手の幸せを願えるようになれば良い」と言われていますが、これってなかなか難しいですよね。
幸せになるなら他の人とじゃなくて、自分といる時になって欲しい…と思うのは当たり前だと思います。
でも今は離れてしまったという事実があるなら、まずはそれを一旦受け入れる必要はあります。
それでも相手を思い愛し続けるという覚悟があるなら、
「お互いに健康で、一番良い状態、タイミングでまた出会えますように」
という思いの方にフォーカスできるように軌道修正していくと、相手に怒りや悲しみのエネルギーを送らずに済みます。
もしエゴの声に気づいたら、違う違う、自分が望むのはこっち!とエゴの暴走を止めましょう。
私もこんな事を言いつつ、まだ人間関係においてはエゴの暴走に振り回されることもあります。
そこは気づき、修正し続けるという心のレッスンだと思っています。
「元彼・元カノと復縁したい」「今は付き合っている人や夫・妻がいても過去の人を忘れられない」という方は、今の本当の自分の感情はどこに向かっているのか?ということに向き合ってみてください。
1人では難しいこともあるので、私もカウンセリングやカードリーディングでもお手伝いさせていただきます。
元彼・元カノを手放すよりも必要な手放し
自分にとっては元彼・元カノしかいない!その人と一緒になれないくらいなら一人でいい、というくらいまで思っているならば、「一人でいることを恐れない」というのはとても大切なことだと思っています。
一人でいる時間、というのは寂しさや焦りや後悔が押し寄せてくる時間かもしれません。
私自身もそういう時間を長く過ごしました。
一人が平気になったというわけでもないですし、縁が切れたとわかった時は、かなり落ち込みました。
不安になることもあるし、寂しくて死ぬ!と思うこともあります笑
ただ、一人というのは「孤独」とはまた違うんです。
自分一人で、仕事、家族、友達、周りの人や世界と向き合い、繋がってみると、孤独ではなく、常に誰かに支えられていることを再認識できます。
復縁のために頑張り続けたいのなら、まずはパートナーのいない時間を楽しんで、自分をできる限り幸せな状態にキープし続けること。
人は楽しめないことは続かないし、努力だけで成し遂げることというのはその先も努力し続けなければいけない、とても苦しい状態を作ります。
だから「一人=孤独」ではなくて、「一人でも楽しめて幸せな状態」を目指しましょう。そうすることで、依存心や執着心は自然に取れていきます。
自分の世界から変えていくことで影響を与える
元彼・元カノを手放すことができない、という場合はまず「一人でいる恐れ」を手放すことをまずは目標にしてみてください。
その間は、
パートナーがいるときにはできなかったことをしてみる
友達や家族と過ごす時間をたっぷり取る
環境をガラッと変えてみる
新しい学びや活動を始めてみる
など「今一人だからこそできること」をやってみてください。
そういう自分の姿をわざわざ相手に知らせる必要もありません。
私たちは潜在意識ではみんな繋がっている、と言われています。
相手が変わることをただ待っているより、自分の見えている範囲の世界をガラッと変えていく方が、結果的に相手に影響を及ぼすこともあります。
それに相手が何を考えているのか?どうして自分を幸せにしてくれないのか?と人のことを考えている時間は、自分の人生を生きていない時間です。
世界で一番大事なのは元彼でも元カノでもなく自分。
あなたの時間はあなたの命であり、誰にも奪わせてはいけないんです。
そして自分がいる場所を変えれば「あなたにとってよりふさわしいもの、もっともっと素晴らしいこと」がやってくる可能性もあるし、より良い関係性として元彼・元カノと出会い直すこともありえます。
この時間をどう過ごすかで、蝶のように華麗に変身したり、人生を変えるような大きな成長をすることもできる。
ややこしい恋愛だって、自分を愛し楽しませる時間にできれば、絶対に無駄にはなりません。
復縁のハードルが高い事は、前より素晴らしいパートナーシップを手に入れるための準備期間が用意されているとも捉えられます。
もし一人でいる時間が怖い、という方はカウンセリングやカードリーディングでもサポートさせていただきます。
私は、「世界で一番大切な自分を幸せにしてあげよう」と決めたあなたを心から応援しています!