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仕事におけるリトマス試験紙

リトマス試験紙って、語感も字面も良いと感じるのは私だけでしょうか。

アルカリ性だと赤が青になり、酸性だと青が赤くなるあれです。

ちなみに単位には「pH」がありますね。
なんと今は「ぺーはー」とは呼ばないようです。「ぴーえいち」です。どうやら私の世代が識別されていたようですね!

さて、日々過ごすしている中で、こうだよなぁと繰り返し感じるシーンがあり、仕事におけるリトマス試験紙的なものがあるよなぁと思いふけったので、今回はそれを共有してみたいと思います。

分かりづらい事だけど、こういう事象を観測したら、つまりこういう事と言えそうだ(かもしれない)という参考になるものです。

もしかしたらみなさんもそれぞれ持っている事もあるかもしれません。
これって、私にとってのリトマス試験紙かも」と、自分だけの目印に気づくのも、ちょっとだけ仕事を豊かにするものなのかなと思っています。


私はそんな感じでニヤっとしながら日々楽しく仕事をしています。

1. 社内に流通している表現

最初は自分で自分を褒める機会を増やす話です。

社内やコミュニティで、よく使われる表現はある種の影響力の表れだと思っています。

「言語化」と言われるように、言葉にすることの力は思考を方向づけるものでもあります。

意図しているか意図してないかは別として、
その表現の発信元や情報自体を参考にしたりリスペクトがそこには存在していそうです。(もしかしたらなんとか法則とかがありそうですが、ここではあくまで私の感想です。だって、この表現いけてないなと思ったら真似なんかしないもん)

さて振り返ると、私が識別している事が2つありそうです。

  • 自分の使った表現が、遠くのチームでも使っていたら、一定の影響を及ぼしている

  • 自分に対して批判的な相手でも、自分の表現を使っていたら勝ち筋


ちなみにここでいう表現というのは、戦略的なキーワードをじゃじゃーん、というよりはもっと細部のものです。
組織に影響しないもののほうが個人を反映していてるような気がします。

コンサル用語だったり、おじさん構文だったり、流行語だったり、擬音語だったり、スライドの色使いだったり、リアクション絵文字だったり、特徴的な表情ジェスチャーだったり。

何か便利な使い道があったのでしょう。それも影響力。

これは大変ニヤニヤできます。

仕事の成果はちょっと見えにくいものですが、
こういったちょっとした影響の波及が可視化された瞬間は、きっとみなさんにもあるんだと思います。それが見えるとニヤッとできるのではないでしょうか。

2. リモート会議中の宅配便の受け取り

次は仕事のギアのチェックです。

リモート会議中に「ピンポーン」とチャイムがなり、
「あ、ちょっと待ってて」と宅配業者を待たせないようにそそくさとでる

そんなシーンに出会ったことがある人はいるのかもしれません。

私は、これに出会ったときに、「あ、この会議、うまく設定できてなかったんだ」と思うようにしています。というかなりました。

以前は、

  •  会議参加者の時間を奪ってる

  • オフィスで働いてた時はなかった事

  • それを見て気になる人がいることに気づかない

そんなことある??と正直思ってしまった時があったのですが、猛省しました。

もちろんいろいろな事情はあると思いますし、
私が期待していたなら、そういう会議に私が仕立てられなかっただけだろ!!!」という方が大事だなと思っています。

その人だってきっと大事な会議にはうまく調整して臨むでしょう。

そして前提として、
自宅にいるからこそ、効率的に仕事も家庭もやるのはむしろ良い事だと思います。
ワークライフバランスじゃなくワークインライフとも言われるような言葉もあります。
子育てにも大変良い環境だとも思います。
2024年問題もあって宅配業者の再配達は非常に大きな問題でもあります。

もしかしたら仕事のパフォーマンスを劇的に上げるための受け取りかもしれません。
今日遠路はるばる来てくれているおばあちゃんの誕生日を祝うその瞬間なのかもしれません。

ぜひすぐに荷物を受け取っていただきたい。

このリトマス試験紙が反応した時には、
日常的な良い緊張感だったり、これは参加してほしい会議なんだという関心だったり、そういうところに目を向けるギアを入れ直すチャンスなのかもしれません。

そしてその上で、「チャイム大丈夫でした?」と声をかけられるのが、大人でもあるのかもしれないです。

私には長い旅路です。
反応する色が変わっていくタイプのリトマス試験紙です。

3. 「!」

最後に相手との向き合い方です。

テキストコミュニケーションでは、さまざまな手段でニュアンスを伝えます。

私は「!」が大好きです

もちろん文脈によりますが、勢いがあって前向きにもなりますし、嫌な感じがあまりしません。

ちょっと踏み込んだような文章でも空気を和らげてくれます。

難しい話の時に「!」を使ってくれる人は基本的には私は好きです。
そういう配慮を感じることが多いからです。


リトマス試験紙の話をすると、逆に読み手側に立った時に、少し奥を読まないといけないな、という心構えをする表現でもあります。

配慮からくるものもありますが、別の言い方をすると言いにくさがそこに潜んでいます

そうすると文章自体もストレートではないことが多く、文字通りに受け取るのは危険なサインでもあると思っています。1ラリーは受け入れの対話をすることで本来伝えたかったニュアンスが引き出されることも多いです。


根本課題は心理的安全性云々や、テキストコミュニケーションの責任は発信側か受け手側か云々とかではなく、
難しい関係性や伝達内容において、「!」を使ってコミュニケーションをとってくれているという事に感謝したいし、そこから一歩近づくべき合図でもあると感じます。

最後に

さて今回は、私のリトマス試験紙を公開してみました。
そんな大層なものではないのですが、なんとなく、目印となるものがちょっとだけキャッチーにあると、気づく瞬間が作られる気がします


みなさんはどんなリトマス試験紙をお持ちですか?


ちょっとでもみなさんの何かが反応したら、いいねやアンサーソングもお待ちしています!



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