初めての転職〜モテ期到来?〜⑦
もう少し順調な恋の話にお付き合いください…
付き合い始めて初めてTの家に行くことに…
同年代の女性の部屋に行くのは初めてなので結構ドキドキしていた
初めて降りる駅…
「ん?何か聞いたことある駅だな…」
そう思い、Tに聞くと
「あー、なんか有名なトコらしいよ」
「福山雅治の…桜坂?あるんだよ」
「えー!?マジで!?」
そうここは…沼部駅
少し歩くと、あの有名な「桜坂」が目の前に…
Tはそのまま桜坂を上がっていく
キョロキョロしながらTの後を追いかける
「着いたよーここだよ」
彼女の家は桜坂を上がりきった…すぐそこにあった
よくこの場所の部屋空いてたな…ファンにしてみたら正に「聖地」みたいなとこなのに…
その日はTと初めてのことばかりだった
あえてここには書かないが…
翌日、改めて桜坂に行ってみると
(すぐ目の前なんですが…)
掛かる橋には何か色々書いてあるし、ある番組で福山さんが桜坂付近にいた頃の話と一致するようなとこがあったり…
そういえば、そこそこカップルもいた気がする
もちろん自分の家にも来ていたのだが、彼女の家より会社に近かったため、決まって仕事終わりに飲みに行ったときが多かった気がする
会社の人たちにもオープンだったので、Tと何人か会社の人と一緒に自分の家に泊まったこともあった
(部屋はロフトがあったのでTと自分はロフト、その他は下みたいな感じだった)
そして半年が経とうとした頃、ある決意をする
「一緒に住もうか」
もちろんその先を見据えた決意である
Tも喜んでくれた
「あのときの言葉、本気だったんだね」
Tはちゃんと覚えていた、横浜公園での言葉…
続けてTは打ち明けてくれた
「あのとき終電無くなっちゃったの、ワザとでしょー?狙ってたの、なんとなくわかってたよ」
ガーーン、まさかバレてたとは…
ん?え?わかってたのに…てことは…
完全に自分の負け?だったのである
手のひらで踊っていたのは…自分だった
同棲…初めての経験である
その響きに異常に緊張したのを覚えている…
そうはいっても、双方の親に許可とまではいかないが報告しなければ…当時の2人は何故かそう思っていた
自分の方はまあなんとかなる…問題はTの親だな
もちろんそんな経験したこともなく、緊張というか…なんかどうしたらいいかわからない変な感じだった
Tが両親と連絡をとり、会う約束をする
そして約束の日、Tの両親に会いに羽田空港から飛行機に乗り、約2時間弱…
そして降り立ったのは…長崎空港である
⑧に続く…