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19.財務入門期の学習方法

論文式対策シリーズが終わり、今回は2026年の方向けに財務会計論入門期の学習について清水さんに伺いました。


財務会計入門時期の学習について


今回は入門時期の学習時間等についてご紹介したいと思います。

私の場合、大学1年生からTACで学習を始める前までは特に簿記の学習をしていたわけではありませんでした。

また大学入試を経験していなかった(推薦等のため)ことから、勉強習慣を身につけることから始めていました。

具体的には毎日1・2時間程度、テキストの問題を解くことを繰り返していました。

最初から何時間も時間をかけてやっても身体が持たないと思いますので、勉強に慣れることから始めることをオススメします。

復習のタイミング


講義を受けた後、復習をすることが理想的です。

しかし、今、思い返してみると私は全くできていませんでした。

そこで私が今、思う理想的な復習をご紹介しようと思います。

財務会計(計算)では仕訳が基礎にあります。

そのため講義で扱った仕訳の意味を1つずつ丁寧に検討することが知識の定着に繋がります。

例えば、商品を掛けで100円売り上げるという取引があれば以下のような仕訳が切られると思います。

(借)売掛金 100 / (貸)売上高 100

 この仕訳の意味は当該取引によって売掛金という資産を取得して、その資産の増加に伴って売上高という収益が計上されているということになります。

またこの仕訳の結果として、損益計算書の利益に100の影響が及び、それが貸借対照表上の利益剰余金として純資産に100の影響が出ます。

結果として借方に計上された売掛金100とバランスしていることを確認することができます。

入門期に仕訳の意味をここまで検討することができれば、その後の学習をもっと効率的に進めることができると思います。


テストの出来具合


講義を受講していく中でミニテスト等を受験することになると思います。

私の場合、ミニテストの結果はあまりいいものではありませんでした。

ここで注意していただきたいのが、予習が完璧にできていないから受験を先送りにしようと思うかもしれませんが、ミニテスト等はスケジュール通りに受験していただく方がいいと考えています。

未受験のミニテストが溜まっていくと勉強が億劫になってしまう傾向にあると思います。

また公認会計士試験は完璧主義を目指すべきではないといわれています。

不安がある状態であってもまずは解いてみて自分の状態を確かめる方がいいと思います。

編集部山口より

前回まで続いた論文式試験対策のビュー数が良くないです。
悲しい。

「講義を受けた後、復習をすること」
これは実は非常に大事で、可能であれば講義を受けた当日にトレーニングを行いたい所です。

1日でも空けてしまうと講義で覚えた仕訳が思い浮かばないこともザラにあります。


水道橋校では財務会計入門の講義が6月半ばに終わり、6/17(月)からメインの「基礎マスター講義」が開始します。
入門の講義はそこまで復習しておくことをお勧めします。

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