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“旅行者の世界地図~シチリア~”  結論:シチリア島は観光・食事・ワイン全てが完璧

1.行きたくなる?(行きたい度30%)
イタリア最南端にある、最大の州のシチリア州。面積は25,462㎢、四国に岡山県を足したくらいのサイズで地中海の要所と言われたこの島は、今から約2億年前に海底より浮かび上がりました。
紀元前8世紀にギリシャ人たちが初めて上陸してから様々な民族がこの小さな島に多く宝を持ち込んでは去り、持ち込んでは去り、その民族の数、ガイドブックでサラッと読むだけではなかなか頭に入らない数。東西南北の海岸線から侵入されては戦いが繰り広げられた島、シチリアです。
旅先選びは人それぞれですが、シチリア島には先人たちが残したものが形となってよく残っています。ギリシャ・ローマ遺跡、イスラム教文化、キリスト教建造物、エトナ山を代表に雄大な自然と青い海、タオルミーナから見下ろせるジャルディーナ・ナクソスの海岸線では初めてギリシャ人たちが集団で訪れた海岸線を今でも感じることができます。
まずは先人たちが残した宝をじっくり見学しよう!

2.食べたくなる?(行きたい度60%)
イタリア人って『カンパリズモ』と呼ばれる『地元愛・郷土愛』精神が強くって、『おらの村が一番!!』なんて思っている人が今も多いみたい。こう言った『地元愛』が強いことから、自分たちの故郷の伝統的な食事を大切にし新しいものにすぐ飛びつかない、そんな一面があるのかも。
日本もイタリアに負けないくらいの美食の国、地域ごとにその土地の味はあるけれど、そこに訪れなくてもたいていのものは大きな都市で食べることができる。でもイタリアはその場所に行かないとその場所の郷土料理を食べることができない・・・これって私はかなりテンション上がる~!!
イワシとウイキョウのパスタやマッコ、スカッチャータにベッカフィーコ、まだまだある、アランチーノにパニーノコンミルツァ、パネッレ、カッツィッリ、デザートはカンノーロにカッサータ、これらの料理は長い歴史の中で様々な民族が残したものがアレンジされシチリアの名物となり現在に至ります。シチリアに行かなきゃ食べられないものはたくさん!!
シチリア名物を制覇する旅、絶対に太る!

3.飲みたくなる?(行きたい度90%)
イタリアの個性とも言える「郷土愛」、これはワインにも影響してる!シチリア島のブドウは他の地域と大きく違う環境で育ち、独特の個性を持ち続けている。
北東部にある今でも活発なエトナ火山(3343m)の存在。火山性土壌に赤い粘土、砂、凝灰岩が広がる大地が造り出すワインは力強さと優雅さを兼ねそろえている。白煙をあげ、頻繁に噴火を繰り返す火山の元で覚悟を決めた地元生産者たちのマグマのようなエネルギーを感じるワインだ。
エトナ山を眺めながら飲む一杯は、生涯唯一無二のものになるだろう。

4.行きたくなった?(行きたい度100%)
シチリア島、皆さんの次の旅の候補に入れてもらえたでしょうか?観光、食事、ワイン、この3つにフォーカスして旅行しても十分楽しめますが、オプションでシチリア島の人々の優しさも感じられる旅になるはずです。青い空に青い海、美味しいお料理とワイン片手にゆとりのある旅ができる島、のんびりシチリア島のお話しでした。

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