ストーリーから学ぶ「仕事に生かす地頭力」
地頭力に関する本てたくさんありますよね。私自身、いろいろ読んできました。これまでに紹介したものであれば「具体と抽象」や、
システムのおける地頭力に絞った内容の「システム思考」、
そして、人に伝えるということに関する「1分で話せ」です。
仕事をする中で、地頭力を発揮する場面って他にもあるだろうから、これまでに読んできた本になかったような方法を知りたいと思い、この本を読みました。
内容としては、他の地頭力に関係する本とかぶる部分があったものの、半分以上は新しく学びになる内容でした。そこで、今回も簡単に学びを3つ紹介していきます。
■地頭力に関する3つの学び
ー地頭力を使った思考法「結論から」「全体から」「単純に」
これは知っている人が多いかもしれません。私自身、「地頭力を鍛える」という本を読んだため、知っていました。
しかし、全てを覚えていたわけではなく、自分にとっても新しい気づきとか、再認識する部分がありました。
特に「単純に」考えるという点において、重要なのが
目的に合致した特徴を考える
ということだった点です。これまで、シンプルと考えたときに自分の頭の中では
無駄を削る
と置き換えていました。それだけでは、不十分で
目的に合致していない無駄を削る
という言葉に置き換えるきっかけとなりました。普段から「目的」や「Why」を考える癖をつけようと思っているので、すごい大事だなと思いました。
ー「Why/What/How」で1セット
「目的」や「Why」を考えるということは、普段からするようにしているのですが、「Why/What/How」のセットで考えるということはしていませんでした。
この構造を頭の中に入れて、毎日を過ごすだけでも「ものの見方」が変わっていきて、あるとき、自分の中ですっきりしたりする
と本にあったので、1セットで考えるように変えていこうと思います。
また、
「後付け」でもいいからとにかく考える人が強い
とありました。これはすごく気が楽になる言葉で、もし考えるのを忘れたとしても、後付けで考えてみようと思います。
仕事でいかすとしたら、これから上司からいろいろな要望やタスクをふられると思います。その時に、
上司からの要望やタスクは、「Why/What/How」のどのレベルにあるのかを意識する
ということをしていこうと思います!とにかくいつも、「Why/What/How」の1セットを頭の中に置いておこうと思います。
ープロジェクト管理でやるべきは「成果」と「期待値」の管理
自分にとって、一番学びになったなと思ったのが、このプロジェクト管理に関する話です。
この本を読んだのは、3月初旬ぐらいで、ちょうどそのとき、長期インターンシップでプロジェクト管理をやっていて、その時の活動に生かすことができました。
その時の活動に活かせたのは、「期待値の共有」です。初めてプロジェクト管理をやることになったため、やるべきことがわかっていなかったのですが、上司とプロジェクトのゴール設定をすることができました。
逆に活かせなかったのは「期待値の確認」と「期待値の調整」です。上司が考えていることが変わっていくし、時には無理難題の要望が降ってくることがありました。今日、改めて本の内容を振り返ってみて、「現状の共有」を正しくできていなかったことと、「期待値の調整」をすることができなかったため、いろいろと問題が起きたのだなと実感しました。
全然知らなかったんですけど、「期待値管理」って本当に重要ですね。
次のプロジェクト管理を行うときは、今回の反省を生かして、うまくやっていきたいと思います。
■最後に
この本は、内容がストーリベースであり、非常に読みやすく、またイメージがしやすいものとなっていました。そのため、地頭力というものを普段意識したことがない人や、抽象的な概念としては理解したが利用イメージが湧いていない人におすすめです。
私にとっては、「地頭力の復習」として理解を深めるきっかけになったのと共に、具体的な利用イメージが湧いてきました。
ぜひ興味ある方は読んでみてください。興味が湧いた方のために、リンクを貼っておきます↓
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