発刊順:79 海浜の午後
発刊順:79(1962年) 海浜の午後/深町眞理子、麻田実訳
3つの小品をまとめた一幕ものの戯曲集。
この時代になると、お金持ちの遺産を狙った親族の集まり・・・というのも時代遅れなのか、男女の「不倫関係」による愛憎が引き起こす事件で、物語の中にもハーレクインロマンスっぽいような雰囲気(実際のシーンは書かれていないが)が漂う。
「海浜の午後」は、海水浴のビーチで起こるエメラルドのネックレス盗難事件。
「患者」と「鼠たち」は、不倫もの(?)をネタにしたミステリ。
どんな役者がどのように演じるのか。三谷幸喜氏が演出し大泉洋が演じるのか、故蜷川幸雄氏が演出し藤原竜也が演じるのか・・・でまったく違う物語になるのだろうなぁ、なんて想像する。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?