10月の出雲旅 4日目 寒露
5時半から1時間半経って、いよいよ昨夜掛けた7時の目覚ましのアラームが鳴る。今日何をするか、ずっと決めきれていなかったが、目覚ましか鳴って心が決まる。ヨガ5分。
5分で支度をすませて部屋を出る。外はすっかり秋の気候でさわやかで気持ちがいい。バス停はすぐ見付かりバスが来るまで少々待つ。
日御崎灯台までは約1時間。いつの間にか寝てしまっていた。出雲二見(バス停)付近で目が覚める。
竜宮城みたい宇竜分れ(付近)
バスの運転手がマイク越しに日御碕神社が見えると口上を述べる。
9時10分、日御碕神社(バス停)で下車してバス停の時刻表で戻りのバスの時間を確認する。次は12時37分発。
まずは神社に参拝する。近くで見てもすごく綺麗です。
灯台までは神社の脇の坂道を登って5分程度で到着。
「階段滑るし気をつけてね!」
「なんかの罰ゲームか」「傾斜がまちまちよね、大変なところと大変じゃないところ」
「すごーい!」「あーごわがっだ!」
灯台を出たところで灯台の絵を何枚も並べたおじいさんに話しかけられる。
「どこから来たの?〇〇?〇〇の〇〇は年に3回、絵ぇ描きに行ってるよ。伊豆は年に4回行ってる」
「ジョイフルホンダあるやろ?あすこは絵の具が安いのよ。あとケー、カインズも隣にできたやろ?」
「写真見といてくださいー。全部食べたいならこれね!」「じゃあそれください」「これもどお?」「じゃあそれも。今日はもう夕飯入らない」「まだ朝よ!大丈夫よ!」
「おいしかった?」「のどくろの煮付けね、みなさん美味しいっていうんですよ。やっぱね醤油がちがうからね」「ありがとうございましたー」
バスの時間まで2時間。うろうろしますかな。
釣り人が多い。しかも岸壁にいる。島根の釣りはなかなかハードそうだ。
ようやっとやって来たバスに乗ってひと息つく。
稲佐の浜入口を過ぎたあたりでバスの進みが遅くなる。
「ここからバスターミナルまでは渋滞で15分程度かかるかと思われます。出雲大社まではここで降りて歩かれた方が早いかと思います」
下車して歩くことにする。
「おりよおりよ、阿国の墓の前で」
出雲駅伝のスタート5分後ですごい人出。ひとまず歩けるところまで歩いてみる。
「やばー。島根って人こんなに集まるの?」
「ここも通ったんかな?」「通ったんやないんかね?」
「ここなんだったんだね?」「昔は大通りでよ、子どもがそこ抜けてよ」「へんなおじさんがね、ごめんよー」
本館と西館と売店を見て出る。
15時40分、西出雲駅。次の電車が16時15分。30分で来るなら待とう
2時間待ちの経験のおかげか30分があっという間に過ぎて電車がやってくる。