ダイエットの落とし穴
みなさん、ダイエットと聞いてまず何をすることを思い浮かべますか?食事制限?運動?おそらく人それぞれでしょう。中には、テレビなどでよく取り上げられている「○○だけダイエット」なんてことを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?これには注意が必要です。減量に成功したとしても、リバウンドという魔物が後から襲ってくるかもしれません。
ダイエットが必要なボディの背景には生活習慣の乱れが根本にあるので、栄養と運動という生活習慣から見直す、地道な努力がダイエット成功の鍵を握ります。ここでは「筋トレ」から始めることをお勧めします。
「ヤセ」ではなく「スリム」なボディを手に入れる
ここで表現する「ヤセ」とは脂肪だけでなく筋肉量も少ない痩せ体型のことを示し、体重が少ないけど、引き締まるべきところが締まっていない体型です。わかりやすいのは、くびれがない幼児体型や着痩せ体型です。逆に「スリム」とはある程度の筋肉があり健康的な締まりのあるボディです。ヨガインストラクターやトレーナーさんの綺麗な身体をイメージしてください。
この2つの違い、何となく理解いただけたでしょうか?もうすでに、「ヤセ」ではなく「スリム」を目指そうと考えている人も多いでしょう。それで良いです。「ヤセ」こそリバウンドの大きな原因になります。
なぜ、リバウンドをしてしまうのか?
「過度な食事制限」×「有酸素運動」
ダイエットのキーワードとなる、この2つの掛け合わせが「ヤセ」の原因となり、代謝を悪くしてリバウンドにつながっていきます。
過度な食事制限
ダイエットにおいて食事制限は最も大切な項目です。しかし、それが誤った方法をとると思わぬ落とし穴に陥ります。過度な食事制限は身体が飢餓と判断し脂肪の蓄積をすると言われています。適切な栄養を摂取するように心がけましょう。特に筋肉を作るタンパク質、ビタミンB群は重要です。
有酸素運動による筋肉減少
これが冒頭で筋トレをオススメした理由です。運動をする時、脂肪と筋肉が分解されエネルギーが生まれます。つまり、ダイエットの目的である脂肪燃焼と同時に、筋肉も分解されてしまいます。では、有酸素運動が悪かというと、そうではなく、脂肪燃焼のためには必要な運動です。ではどうしたら良いでしょうか?筋肉の分解よりも合成が上回れば良いのです。筋トレで筋肉に負荷を与え、筋肉合成に必要なタンパク質やビタミンB群を十分に摂取する事で有酸素運動はダイエットの大きな味方になります。
代謝が悪くなり太りやすい身体
リバウンドの正体は見えてきたでしょうか?過度な食事制限や低負荷の有酸素運動で減量に成功したとしても、それは“痩せた身体”と同時に、“太りやすい身体”をも手に入れてしまっているのです。つまり、すぐ背後に魔物が潜んでいます。その運命は・・・
今からダイエットを始めるあなたへ
今から始める方、今取り組んでいる真っ最中の方も、1日10分程度でいいので筋トレから始めてみてください。負荷も無理のない範囲で構いません。徐々に時間も負荷も上げていきましょう。続ける事が一番大切です。