見出し画像

靴下屋・Tabio EC担当の裏側<vol.1>

15年以上EC・WEB担当をして感じる
最大のコンバージョン率改善策


tabio pen読者の皆様、はじめまして。
Tabio公式オンラインストアのECを担当しているニキといいます。

普段はEC担当として、裏方の仕事がメインですので
SNSはプライベートで使ってはいるものの、「公式」とつくSNSに文章を書くのは不安で仕方ありません…

引き受けたからには役にたてる内容を書きたいなーと思い、考えてみると自分がやってきたEC・WEBの事がパッと思いつき
担当者として悩んだ事や、思った事などありのままに書こうと思います。


●ざっと、自己紹介

映像系会社の編集サポート、印刷会社のデザイナーを経て、2009年に友人の誘いで撮影アルバイトとしてタビオ株式会社に入社しました。
タビオ株式会社でこのまま働き続けたいと思い、社員として正式に採用され、15年ほどWEB運営部署に所属しています。

撮影担当から始まり、メルマガ、ウェブデザイン・コーディング、広告担当、SEO、サイトリニューアルなど全般を経験させていただきました。


●当記事について

今回は「15年以上EC・WEB担当をして感じる最大のコンバージョン率改善策」というテーマについて。
下記内容は自社ECで商品を販売する事業者のEC・WEB担当者向けですが、決して正解とかではなく自論です…


●コンバージョン率改善とは

コンバージョン:最終成果
コンバージョン率:最終成果への到達率

Tabio公式オンラインストアのようなECサイトの場合は、
コンバージョン=ご注文
コンバージョン率=注文率

と定義することがメインとなります。

この「コンバージョン率(CVR)」
"訪問数が100回あって10回ご注文が発生した時に、コンバージョン率10%"
というように計算して、どれだけ効率的にご注文が獲得できているか?
重要な指標として、考えているWEB担当者がほとんどだと思います。

入社してから15年間、
このコンバージョン率とはきってもきれない縁になりましたが
なかなか上げるのが難しい…

・購入フォームの改善
・決済の拡充
・カートイン以降の離脱を改善
・商品詳細での離脱を改善

など、定石と言われる方法は試してきました。
一定の数値効果は出るものの「売れたなー」と肌で感じられる効果って見えにくいのが難点で…


色々やってみたけど、結局思うのは

「商品力」と「商品の魅力を伝える」

これに尽きるなと感じます。


人気の抽選販売のスニーカーは、きっとカート離脱や注文フォーム離脱はほぼ皆無だと思いますし、すごい入力の難しいフォームでも「分かりにくいなー」とブツブツ言いながらも
なんだかんだで注文完了できてしまうと思います。


近年バズった商品では
まさにこの現象で

● 伝えたい!と思う商品
 →「商品力」
● SNSで商品の魅力を発信する
 →「商品の魅力を伝える」

これが合致した時に、ヒット商品が生まれ、高いコンバージョン率の商品が生まれます。
(突然のヒットで在庫が無くなり、コンバージョン率を下げるという問題はこれからの課題…)


SNSを例にあげましたが、
通常の商品でも同じように思います。

平置きの商品画像をモデル着用画像に変更し、コーディネートが分かるようになる事で、履いた時の魅力が伝わる。

生地感のわかる詳細画像がある事で、あたたかそう・分厚そうなどと商品について理解できる。

動画がある事で、商品説明文を読まなくても理解できる。

商品の特徴がわかりやすい商品名がついている事で、一覧ページに表示された時のクリック率を上げる事ができるわけです。

・こんな人に履いて欲しい
・こう履いたら可愛い
・どんな履き心地?
・履いてどうだった?

こういう事をしっかり伝える事が、大変だけど
すごく大事だなと…


一例ですが
人気の「さらっと透け防止ペチパンツ4分丈

商品名に「透け防止」という言葉が入る事により、どのような用途に使うアイテムかがイメージできます。
また、モデル着用画像や、"着用時の透け感はどれくらいなのか"がわかる画像を追加することで、写真の情報だけでも商品の質感が伝わりやすくなります。

動画を入れる事でどのようなシーンに活躍するアイテムが伝わったり、たくさんのレビューからリアルな意見が知れるのも強みですよね。


ここまで書き進めて、改めて初心に帰る思いと
もっとこういう事に時間を使っていかないとな、と感じます。

いろんな改善ツールやアシストツールがありますし、数値的な結果はある程度あると思いますが、最終的には

凡事徹底で商品の魅力を伝える事。


これが一番大切だなと長年を経て感じます。



この記事が参加している募集