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タビノネで人気のコーヒー豆5種類

今回は、タビノネで人気のコーヒー豆5種類について、
それぞれの味や香りの特徴を比べながらご紹介します。

コーヒーは、焙煎度合いや生産地によって、大きく風味が異なります。
タビノネでは、一つの農園や限られた地域で作られたコーヒー豆を直接買い付け、豆の特徴に合わせて自家焙煎しているので、それぞれの個性をしっかりと感じていただくことができます。
それでは、5種類それぞれの特徴を詳しく見てゆきましょう。
焙煎度が浅いものから深いものへ順番にご紹介してゆきます。

エチオピア イルガチェフェ

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品名   エチオピア イルガチェフェ
農協   コンガ農協
品種   在来種(アビシニカ)
精製   ナチュラル
焙煎度  ハイロースト
香り   ロゼワイン、ラズベリージャム、フローラル
標高   2,000メートル以上
酸味:☆☆☆
苦味:☆
甘み:☆☆☆☆
コク:☆☆☆
香り:☆☆☆☆☆

5種類の中で最も浅煎りの「エチオピア イルガチェフェ」。
コーヒーチェリーごと乾燥させる「ナチュラル」という精製法により、寒暖差の大きな気候が生む果実の甘みが種に移ります。
ワインにも例えられる、濃厚で華やかな香りと味わいも特徴。フローラルの香りが弾け、驚くほど豊かに広がります。
「ナチュラル」は伝統的な精製法で、より新しい「ウォッシュド」と呼ばれる精製法に比べると、すっきりとした飲み口になりにくいと言われています。
しかし、良質な豆に優れた精製技術を施すことより、深く豊かな風味とすっきりとした飲みやすさを両立させています。
また、浅煎りなので苦味はかなり控えめ。
「ブラックコーヒーは苦手」
という方も、一度はブラックでお試しいただきたい豆です。
コーヒーに適した気候が生み出した、まろやかな酸味と甘みを存分に楽しめる豆です。

オススメの楽しみ方:目覚めの一杯や食後に。ミルクは入れず、広がる香りを楽しんで
オススメのカップ:ワイングラスで香りを満喫

インドネシアバリ パックスラマット

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品名   インドネシアバリ パックスラマット
農園   パックスラマット
品種   アロブ
精製   天然酵母プロセス(ウォッシュド)
焙煎度  シティロースト
香り   完熟みかん、ココナツ、プラム
標高   1,100〜1,300メートル
酸味:☆☆☆
苦味:☆☆
甘み:☆☆☆☆☆
コク:☆☆☆☆
香り:☆☆☆☆

華やかな香りが特徴とされるバリ島のコーヒー。コーヒー農家のパック・スラマットが生み出した独自の天然酵母を使った精製法が、豆の持つ華やかでフルーティな香りをさらに引き出しました。
先ほど紹介した「エチオピア イルガチェフェ」も華やかに香りますが、イルガチェフェがベリーやワインの香りだとすれば、こちらはバナナなどの南国フルーツのような、濃厚な旨味を伴った甘い香り。
香りがふわりと広がるイルガチェフェに比べると、舌の上に滑らかな甘さと柔らかな香りが、まったりと優しく、長く留まるイメージです。
甘さ、香り、そして軽い酸味が一体となって、まさにフルーツを味わうような満足感を与えてくれます。

オススメの楽しみ方:午後のおやつと一緒に、優しい風味を味わって
オススメのカップ:肉厚で素朴な表情の焼き物カップ

ホンジュラス エル・ロブラル農園(COE入賞)

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品名   ホンジュラス エル・ロブラル農園(COE入賞)
農園   エルロブラル農園
品種   カツアイ、カツーラ
精製   フリーウォッシュド
焙煎度  シティロースト
香り   マーマレード、蜂蜜、ココア
標高   1,600メートル以上
酸味:☆☆
苦味:☆☆
甘み:☆☆☆☆☆
コク:☆☆☆☆
香り:☆☆☆☆

ホンジュラスで長い歴史を持つエル・ロブラル農園。こちらはCOE(カップ・オブ・エクセレンス:世界で最も権威のあるコーヒーの品評会)で入賞した豆です。
まず感じられるのが、はっきりとした甘い香り。メロンなどにも例えられるそうですが、口に含むとこっくりとした甘さがより強く感じられます。
お芋や栗といった自然の甘味にも似た、優しさと華やかさを兼ね備えた風味があり、タビノネで女性人気No.1というのも納得の美味しさです。
焙煎士北辺さんのオススメの通り、ハチミツを少し足してみると、ジューシーさとバランスの良い華やかな印象が引き立ち、特別な一杯に!
イルガチェフェやバリに比べると、ぐっと濃厚さは増しますが、焙煎の深さの割に苦味は少なく、飲みやすく仕上がっています。

オススメの楽しみ方:癒されたい時に、自分のためにゆったりと淹れて
オススメのカップ:薄手のボーンチャイナで、口当たりの良さを感じて

グアテマラ アルトメディナ農園

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品名   グアテマラ アルトメディナ農園
農園   アルト・デ・メディナ
品種   ブルボン、パカス
精製   フリーウォッシュド
焙煎度  フルシティロースト
香り   アーモンド、カカオ、カラメル
標高   1,550メートル
酸味:☆☆☆
苦味:☆☆☆☆
甘み:☆☆☆☆
コク:☆☆☆☆
香り:☆☆☆

「グアテマラ アルトメディナ農園」の豆の特徴を一言で表すなら、「バランス」。
「ホンジュラス エル・ロブラル農園」と同様、甘みもしっかりと感じられますが、こちらはより優しくソフトな甘さ。ナッツやココアの香ばしいロースト感とともに、滑らかな甘みが舌の上に広がります。
後味にリズミカルな軽い酸味が加わるので、コクのある味わいでありながら、喉越しもさっぱりとしています。
アイスコーヒーにしてもバランスの良さは変わらず、より旨味が強調される印象。
ホットでもアイスでも、気付けばカップが空になってしまうほどの飲みやすい豆なので、
たっぷりゴクゴク飲みたい方にもおすすめです。
いつでも、毎日でも美味しく飲める好バランスなグアテマラは、自宅のコーヒーコーナーに常備しておきたい豆です。

オススメの楽しみ方:友達や家族と過ごす時に
オススメのカップ:たっぷりサイズのマグカップやグラス

インドネシア マンデリントバコ

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品名   インドネシア マンデリントバコ
農園   リントン地区
品種   ティピカ
精製   スマトラ式
焙煎度  フレンチロースト
香り   カカオ、マンゴー、ハーブ、クリーミー
標高   1,200〜1,400メートル
酸味:☆☆
苦味:☆☆☆☆☆
甘み:☆☆☆
コク:☆☆☆☆
香り:☆☆☆☆

「インドネシア マンデリントバコ」は、口に含むより先に感じられるのが、ハーブにも似た特徴的なその香りです。
植物の葉や香辛料を思わせる、すっきりとした爽やかな香りは、コーヒーの香りとしては少し意外なほどの個性があります。
香りの爽やかさとは対照的に、味わいは芳醇でしっかりとしています。
ミルクチョコレートの甘くとろけるような風味や、水気の多いフルーツのような酸味など、いくつもの特徴が次々と現れる魅力的な豆です。
味わいのベースには深煎りの濃厚さと、旨味がぎゅっと詰まったような心地よい苦味が感じられます。
同量のミルクと合わせたカフェオレは、マンデリンとミルクの旨味が相乗効果を生み、噛み締めたくなるような美味しさ。ナッツのような香ばしさも引き立ちます。

オススメの楽しみ方:読書タイムをより充実した時間に
オススメのカップ:温めたカフェオレボウルでゆっくり味わって

いかがでしたか?お好みに合いそうな豆は見つけられたでしょうか。
今回は、タビノネで人気のコーヒー豆5種類についてご紹介しました。
タビノネではこの他にも、季節限定の豆や、オリジナルブレンドなども販売しております。
是非、一度タビノネのオンラインショップを覗いてみて下さい。そして、今回の記事をご参考に好みの味を探求していただけると幸いです。

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