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予期せぬ出逢い
山武の森の再生で「しがら」作りから始まった今年は予想もしていなかった展開にあふれていました。
2月にはカルフォルニアでシェ・パニースというレストランを作られたアリス・ウオータースの来日記念映画のお食事付き試写会で、日本の中で地産地消されている素敵な方々と触れ合いました。
それから自然経営の人々との出逢い。
「自然経営」は、自然の摂理に沿った経営であり、組織を生命体や生態系のように捉え、変化を前提とする考え方です。
自然と人との関係性を探求していて、自然から一方的に搾取するのではなくて自然を見習った循環する社会を創っていきたいと思っている私が共感できる組織の形です。
大きかったのが映画『ロマンチック金銭感覚』との出逢いです。
eumoの新井さんや武井さんとは以前から知り合いなのですが、そのeumoの意義を楽しく深く表現していただけた映画です。監督&出演者のりょくまゆさん、龍蔵さんも、社会を少しでも良くしようという素敵な人たちです。
さらに大きかったのがNolimitさんとの出逢いです。
仲間たちと4年程前から書籍『リジェネラティブ・リーダーシップ』の日本語訳を行っていて、その本が今年出版されることになっており、実際には来年1月22日に出版が決定しました。目的としては本を出版することでは無くて、この本によってやわらかな持続可能な社会へ向かっていきたいというのが私たちの願いです。
そんな私たちに仲間づくりのためのクラウドファンディングを提案して伴走していただく仲間が出来た事。これは本当の願いへ向けての大きな一歩でした。ありがたい1年でした。
この本の著者たちは、気候変動や生物多様性、食糧危機、構造的な社会経済格差など現代の社会システムが抱える複雑な課題は、自分とは切り離された「どこか外の世界」の話ではなく、私たち自身の「内面の在り方」と深く結びついていると指摘しています。