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大きなシステムと小さなファンタジー
武井浩三さんと影山知明さんの対談を聴きました。
プレゼンターの乾真人さんの質問の角度が面白かった。
影山さんは国づくりをされていて、執筆に7年かかったこの本の執筆前と書き終えてから、出雲大社で国造りの大国主命にお参りされたとか。
「いのち」をひらがなで書いている意味とかを引き出していました。
ひらがなの「いのち」は生命、命、よりもっと広い感じがして、私もたいてい「いのち」はひらがなで書くのでそこには共感しました。
影山さんはともかく対話を大切にしていて、喫茶店はシフト勤務になるのですが、店の定休日は全員出勤して対話する日であるとのこと。とても素敵だと思いました。
お金に関することは影山さんと武井さんは目指すところは同じですが、方法は違う部分があります。影山さんは店から広げて西国分寺の地域をひとつの家族と捉え、住んでいる人の居場所、学び場のように考えています。武井さんも用賀のタマリバタケでは地域を結びつけていますが、より社会に向けて発信しています。
「お金は使い方が大事だ」という部分は共通していると思いました。
こちらのインタビューに載っていた言葉を引用します。
>「自分のことは自分で決める」「周りに干渉されない」という個人の「小さな自由」と、人と関わりながら生きる、他人と共にある「大きな自由」は、両立できると考えています。
ただし条件が必要で、例えば自分の利益のために相手を利用する関係だと、関われば関わるほどお互いに消耗してしまう。そうではなく、お互いの力になりたい、そのために相手を知りたいと思っていれば、関わるほどに信頼が醸成される。時間をかけてそういう関わり合いを重ねることで、少しずつ「自分を開く」ことができるようになる。それは「いかし、いかされる関係を結ぶ」ともいえます。
消費者として買うのでは無くて、関係を醸成するために買う。
この感じはとてもいいな、と思いました。