見出し画像

ハワイ旅行が楽しくなる!無駄な知識

ハワイには毎年約1,000万人程度の観光客が訪れています。ハワイ州観光局のデータによると、パンデミック前の2019年には約1,000万人の観光客が訪れ、そのうち約6割がアメリカ本土から、15%が日本からの訪問者でした。しかし、パンデミック後は観光客数が大幅に減少したものの、2024年8月時点で650万人を達成。全体で見ると回復基調で推移しています。

一方で日本からの渡航者は全体の7%まで落ち込んでおり、ハワイにおける日本人の存在感は昔ほどでは無くなっています。それでも、ハワイは美しいビーチ、リゾート、自然の魅力があり、多くの日本人にとって人気の「楽園の島」であることに変わりはありません。

さて、世界的なインフレ、燃油サーチャージ高騰、長引く円安基調と海外旅行にとって向かい風が続いています。以前と比べ割高感が増しているため「元を取る」には旅の価値を上げていくしかありません。お金を掛けずにできそうなのは、事前に知識を醸成し旅先での体験価値を上げることです。

そこで、本記事では、ハワイ旅行がさらに楽しくなる!ちょっと役に立つかもしれない無駄な知識を紹介します!

お急ぎの方は動画も併せてご活用ください


✅ハワイの州魚は名前が超長い

ハワイの州魚は「フムフム・ヌクヌク・アプアア」。名前がとても長く、言えたらちょっとした自慢に!日本語に訳すと「豚のように鳴く角張った魚」。日本では「タスキモンガラ」と呼ばれる魚で、体側を斜めに走行する「タスキ」のような黒色の帯状模様が特徴。

✅ハワイでは夜でも虹が見える

ハワイでは「月虹(Moon Bow)」と呼ばれる、月の光でできる虹が見られることもあります。これは非常に珍しい現象で、特に夜の間に雨が降っている時、満月に近い月が光源となって発生します。ただし、光が弱いために色がはっきりせず、ほぼ白っぽい虹に見えます。。ハワイでは、ムーンボウを見たら3世代家族が幸せになれるという神話があると言われています。

✅パイナップルはハワイ原産ではない

パイナップルはハワイ原産ではなく、中南米が原産です。ハワイには、クック船長がハワイを発見した1778年よりも後にスペイン人園芸家が持ち込んだと言われています。ハワイ語では「ハラ・カヒキ(Hala kahiki)」と呼ばれ、「外国から来たタコノキ」という意味です。これは、タコノキの実や香りがパイナップルに似ていたためです。

✅ハワイアンピザはローカルフードじゃない

ハワイアンピザ(パイナップルとハムのピザ)は、カナダ人が甘くて風味が良いという中華料理から着想を得て、あまり人気がなかったパイナップル、ハムなどの材料を用いて新たなピザを試作したのが発祥とされる。「ハワイアン」という名前は、その時使用した缶詰のパイナップルのブランドから来ている。

✅スパムの発祥はハワイ州ではない

ハワイでは、スパム(缶詰肉)の消費量が全米一。ハワイでは1人当たりのスパム消費量が全米のどの州よりも多く、毎年州全体で約700万缶が消費されると言われている。毎年、ワイキキのカラカウア通りで毎年開催されるスパムの祭典「スパムジャムフェスティバル」も開催されています。コンビニでもスパムむすびが普通に売られています。発祥はハワイ州ではなくミネソタ州のホーメル・フーズが、第二次世界大戦中に兵士たちの食料として長期保存が可能な加工食品として誕生しました。

✅ハワイ語には12文字しかない

ハワイ語のアルファベットは12文字です。母音は「a, e, i, o, u」の5つ、子音は「h, k, l, m, n, p, w」の7つで、基本的にはローマ字読みが可能です。ハワイ語には、この12文字に加えて、声門閉鎖音を示す「オキナ(ʻ)」という記号もあります。オキナは子音のひとつで、小さい「っ」に近い音です。例えば、「ハワイ」は「Hawaiʻi」と表記します。ハワイ語は、ポリネシア諸語に属するタヒチ語と同じ系統の言語で、ハワイ州の公用語のひとつです。ヨーロッパ人がハワイ人の言葉を書き留めるためにアルファベットを当てはめたのが由来とされています。

✅アロハシャツの起源は日本人

アロハシャツは、トロピカルでオリエンタルな和柄をモチーフとしたカラフルな色彩で染め上げた開襟シャツ。ちなみに「アロハシャツ」の呼称は商標登録されているため「ハワイアンシャツ」と呼ぶこともある。
日本人移民が持ち込んだ着物を再利用する際に、日本の木綿絣(もめんかすり)に似ているパラカ風(格子状の縞模様)に仕立て直した服が起源とされている。

✅以外に地味なハワイの州鳥

カラフルで派手なイメージのハワイですが、州の鳥は意外と地味です。ハワイの州鳥「ネネ」は和名ハワイガンと言いカナダガンをその先祖とするカモ目カモ科のハワイの固有種です。全体に褐色の地味な見た目で、名前の由来は鳴き声が「ネーネー」と聞こえるからです。1778年にキャプテン・クックがハワイ来たとき、ネズミの駆除目的で連れてこられたマングースがネネの卵を餌としてしまったため激減しました。現在は繁殖に成功し、自然界や動物園でも見ることができます

✅ハワイの女神は気性が激しく嫉妬深い

ハワイの女神ペレは火山と破壊の女神として知られています。ペレはハワイ島のキラウエア火山に住んでいるとされ、火山を噴火させ溶岩を流し土地を作り変える力を持っています。ペレは気性が激しく嫉妬深い性格で、多くの神々や人間との対立が語られています。ある日、ペレは美しい若者オヒアに恋をしましたが、彼にはすでに恋人レフアがいました。怒ったペレはオヒアを木に変えてしまいます。嘆き悲しむレフアの姿を見た他の神々は、彼女をオヒアの木に咲く花に変えることにしました。それ以来、オヒアの木には美しいレフアの花が咲き、二人は永遠に一緒にいるとされています。こうした逸話から、ペレは人々に恐れられ崇拝されており、火山の活動が彼女の怒りとされることがもあります。


いいなと思ったら応援しよう!

多比能史織
記事の品質向上に利用させていただきます

この記事が参加している募集