アーユルヴェーダの生理痛PMS対策
生徒様より質問をいただきました
▶︎生理痛を緩和させる方法
▶︎PMS症状を改善させる方法
アーユルヴェーダでは、生理は「体内の浄化期間」
vata過剰になる時期なので、休息をしっかりとって自分を労りたいとき。
しかし、昼寝もよくないです。
働きすぎ動きすぎはよくないし、運動のやりすぎもNG。
無理しない頑張りすぎないで、vataを鎮静する食事、ライフスタイルを意識すること。
その他…
炭酸、チーズ、ヨーグルト、肉、チョコレート、揚げ物、小麦は控えめに。
特に夕食の量は少なめに。
甘味は体を冷やします。
冷たいもの全般避ける。(食べ物、冷え対策)
入浴洗髪控える(特に初日)
マッサージ控える(特に頭部)
自分とむきあう。
意識を内側へむける。
五感をつかいすぎないこと。
生理用品の種類も大事。
布ナプキン、ショーツ見直しを。
ヘナで毒出し。
サフラン、パンチャナッツ、シャタバリが対策として有名。
PMSについても基本は同じです。
原因解明されてないが女性ホルモンの変動が大きく関わっています。
ホルモンの分泌は脳内から起こるため、食生活の乱れ、生活習慣の乱れ、過度のストレスでもPMSが起こる原因になる。
月経は女性の体の最大の解毒!!
身体に向いていない食べ物、習慣、マインド、運動(血流)を見直せば体質は改善できます。
薬は万能ですが副作用があります。
PMSがある、ということは何かしら自身に負担を与えている食事、生活習慣を続けているということ。まずはそれを理解し、改善していくことが大切。
「毎回起こることが当たり前」ではないので、根本解決するには月経時の過ごし方、食事、仕事の仕方などを振り返ってみること。
いつも症状が現れる時期に自分と向き合う時間を作ったり、体質に合ったケアをして、自分自身を大切にしてあげること。
【食事】
腹八分目に抑える
ギーなどの油を使った野菜スープを飲む
ホットミルクを入浴後や就寝前に飲む
朝起きたら白湯を飲む
生姜を常に摂る(漬け汁でもよい)
生の蜂蜜を舐める
乾いたものや冷たい食品は避ける
新鮮な野菜や旬の食べ物を家で作って食べる
ナッツやスパイスは種=命、積極的に食べる
ドカ食い、早食い、スマホなどのながら食いを避ける
時間がたったもの、ファーストフード、加工食品、などの命を蝕むタマスフードは避ける
【生活】
ゆっくりと食事を摂る
食事の後に軽く散歩する
家に帰ったらリラックスする時間を作る
毎日湯船に浸かって体を温める
部屋の湿度を上げるなど乾燥しないようにする
充分な睡眠と軽い運動で筋肉を動かす
特に月経中は精神的ストレスや肉体的緊張を避ける
※座りがちな生活習慣は、体内に毒素の蓄積を引き起こしPMSもきつくなります。
《PMSの症状もドーシャによって異なります!》
・ヴァータ→冷えや乾燥、便秘、腰痛など。
・ピッタ→イライラ、下痢、発熱、ニキビなど。
・カパ→だるさ、むくみ、胸のハリ、体重増加など。
【ヴァータ体質の症状】
黄体期(月経前):冷え、乾燥、便秘、頭痛、腰痛、落ち込み
月経期(月経中):生理不順、生理痛、黒い出血、経血量が少なく、長く続いたり不規則、甘いものを摂取したくなる
♦︎整え方
・温かく適度に油分を含んだ食事を摂取する
・冷たい飲み物、食べ物を避ける
・活動と休息のバランスを整え十分な睡眠を確保する
・規則正しい生活(早寝早起き)
・オイルマッサージ(足、頭、耳)、アロマを炊く
・体を温める(ホッカイロ、腹巻、厚着)
・呼吸法
【ピッタ体質の症状】
黄体期(月経前)イライラ、下痢、発熱、にきび、過度の食欲、頭痛
月経期(月経中)過度の出血、鮮血、暴飲暴食
♦︎整え方
・お酒、コーヒー、嗜好品を控える、チョコレート、チーズ、ヨーグルト、動物性食品、刺激のある野菜を控える
・空腹を避ける
・激しい運動はせず、瞑想やリラックス効果のある動きやアロマを炊く
・こまめに休息を取る
・頭、足のオイルマッサージ、熱い湯船には浸からない
・甘い果物、刺激のない野菜、ココナッツオイルなどを摂取する
【カパ体質の症状】
黄体期(月経前):だるさ、むくみ、胸のはり、体重増加
月経期(月経中):生理の遅れ、粘り気のある出血、食欲低下、眠気
♦︎整え方
・チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、砂糖を含む甘い菓子類、油の多いもの、甘酸っぱい果物、精製された小麦製品は避け、タンパク質、ビタミン、ミネラルを含んだ緑黄色野菜、豆類、果物などを摂取する
・温かい料理 生姜、胡椒などの摂取は消化力をアップ、体を温めてくれます
・昼寝はせず、午前中にウォーキングや軽めのヨガなどをする
定期的なアビヤンガは改善に効果絶大!
生理前は特にオススメです。
PMSに大きく影響し、生理や出産、排出機能にかかわります。
ただしせっかく生み出した「ピッタの熱」を奪わないオイルをチョイスしていくことが重要。
どのドーシャにも万能なのが太白胡麻油。
強いほてりを感じる人は体を冷却するココナッツオイルやオリーブオイル。
トリートメントの強さは、
カパは強めのストロークで刺激を入れ、
ピッタは刺激を与えないように優しく。
ヴァータはその中間程度で規則性をもたせる。
それぞれ気持ちいいと感じる強さで。
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不調がないのが当たり前!
健康は底辺。健康になったその先のやりたいことを自己実現する人生をアーユルヴェーダは教えてくれます。
アーユルヴェーダの知恵を味方につけて、動ける身体と心を手に入れて人生さらに好転させていきましょう。