浮きの奥深さ
『杖術で身体感覚を拓く』でした。
本日は、膝の抜きで杖をキャッチから流の動きまで色々と行いました。
今回は、ベテランの方々の動きが変わってきているのをハッキリと感じました。
それは、動きの手順を覚えているかどうかではなく、動く「感じ」が変わったとでも言いましょうか。トゲが丸くなってきたようにも観えます。そんな変化に嬉々としつつ、初めての方にはいくつかの動きをお伝えしていきました。
お伝えしている途中途中で、「浮き」の感覚がどこにでも入っているんだなぁと改めて感じ「浮き」の説明もしました。
最近は言わなくなってしまいましたが、
「地球に優しく」
これは地面を蹴って踏み締めて動くのではなく、地面に垂れ流されている体重を「浮き」を使って回収します。回収された重さをまとめる事で踏ん張って力で、というよりも直に重さを伝えることができます。
フワッとすると言ってしまえばそれまでですが、浮きはとても深遠です。
あまり動いた感じがしませんが、意外と次の日によく分からない筋肉痛になっていたりします。それは普段気に掛けていなかった所が目覚めてきたからかもしれません。
杖から観えてくる身体感覚はきっとピントをしっかり合わせることよりも、全体をボワッと捉えてくる所から見えてくるのかも知れません。
本日は雨の中ご参加ありがとうございました。
次回11/14(土)13:00-14:30
を予定しております。
ご都合のつく方はどうぞ!
杖の貸し出しには限りがありますので、お持ちでない方はお早めに申し込みする事をお勧めします。