旅する身体
稽古会やイベント、ワークショップの日程をお知らせします。
ちょっとした事をつぶやいています。
昨日10/16は午前から鎌倉稽古会。 新たな場所での開催は2度目で、有り難いことに毎回盛況である。主催の方や参加者も皆熱心に動きや話を聞いて下さり、こちらも熱が入る。そして、稽古を続けてこういう変化がありましたとか、こういう発見がありましたと報告して頂くので、嬉しくもあり学びとなっている。 鎌倉稽古会、次回は11/13、12/11開催。 ご縁のある方はどうぞ。 そして午後からは、とあるご縁を頂き馬を引かせて頂く機会を得る。馬と古武術的なもので何か出来ないかと提案企画して
鎌倉にある円覚寺の横田南嶺老師とご縁を賜って1年が経ちました。 ある日の事、突然個人指導の依頼メールが来てとてもとても吃驚した事を覚えています。 その少し前に横田老師は私の師匠である甲野善紀先生の講座を受講されたとの事でした。その中で甲野先生が私を推薦して下さり横田老師が興味を持ち、ご連絡を頂いたという流れです。 それから月に一度、円覚寺へ個人指導へお伺いしています。 もともと円覚寺には何度か足を運んでいて、一度だけですが座禅会にも参加させて頂きました。 思えば10
本日は身体を丹念に動かす会でした。 肚と脚を丁寧に味わい、感覚を育てて行きました。 脚を押し付けてしまうと膝や太腿で繋がりが止まってしまいますが、バスケのドリブルやパスの感じでふわりと脚を伸ばす様にすると肚までの繋がりが生まれます。 この会ではサブタイトルにもありますが「前提の身体」を育てていく事を大切にしています。身体を鍛えるにも、まず身体が上手く繋がりを持って動いてくれているかを丁寧に観ていく必要があります。 まず繋がる、そして手放す、結果繋がりが深まるといった具
大きく気付く事があったのでここに記しておく。 事の始めは6/26のときわ台稽古会。 なんとなく「揺らぎ」をテーマに稽古してみようと思って始めてみる。 揺らぎを作ると身体の居着きがなくなり、柔軟な対応ができるような事から稽古が進んでいったと思う。ある瞬間の時に、これは持たれている手は一切動かさないようにして揺らぎを伝えたら結構いけるんじゃないかと思い試してみると、想像以上に相手が振り回されてこちらが驚いた。 いつものように良い動きが生まれるとやっている実感がない。 色
昨日は円覚寺で稽古の日。 月に一度のこの稽古は、いつも独特の緊張を伴って訪れる。 こちらで稽古のご依頼を頂いてからもうすぐ一年。 何故かこの一年は葉山、鎌倉方面でのご縁が広がり、多い時は週に一度湘南方面で稽古会や山歩きのワークなどを行っている。 とても有難い事である。 昨日の稽古ではお伝えしていて自分でなるほどなと思った事があった。 それは「見えない帯を巻いている」という事。 腰周りの話になった時に締めて下さいとよくいうのだが、これはヨガでいうバンダが基となって
県西古武術稽古会でした。 今日は『皮膚』を中心に稽古しました。 皮膚はずっとやっているテーマの一つですが、 やればやるほど面白いです。 引っ掛かりができれば繋がりができる皮膚ですが、直線的な動きではなく曲線、迂回的な動きが特徴でもあります。 皮膚の感覚が育つと、元々の力がない方でもかなりカバーできます。 皮膚は繋がる 骨は自由 筋肉は補佐 とは以前から言っていますが、 それぞれの役割があって、それぞれの役割を全うしてみるとまた新たな感覚が見えてくるのかもしれま
こんにちは。 今回はここ最近気付いた事と、新たなワークについて書きました。 短いですが、私にとってはかなり大きな気付きです。特に丁寧にというのをこれまでより深く味わっています。 何かの参考になれば幸いです。 ◼︎前腕は被害者 ここ最近は、前腕をいかに使わないかから、前腕は被害者だという事に気付いた。 どういうことかというと、肘やカイナの説明をしている時に前腕は伝達媒体に徹するというのはよく言っていたのだが、ここに来てその感覚が更に育ってきたみたいだ。 例えば手を
身体の気付きは螺旋状で例えられる事がある。同じ言葉でも稽古していくうちにその意味合いが変わってくる。 言葉は限られているが、感覚は同じ言葉の中でも変化していく。螺旋の最初の渦と次の渦では同じ渦でも全く違う。これは動きの質が変わっていくと言ってもいいかもしれない。 今回書いてみる「先」についても、もう何年も前からその重要性は認識しているが、螺旋状にその質は変わってきている。5年前の先と今の先は似て非なるものだ。そしてこの先も変わってゆくのだと思う。ここでは今の「先」の認識に
本日は『身体と心のお稽古会』でした。 ご参加の皆様、 そして、むすび香さん ありがとうございました。 前回から始まったこの会。 身体に丁寧に向き合う事を 積極的に行います。 考えすぎずに「なんとなく」を 大切にしていく。 こんな感じかな、あんな感じかな。 ここでは自己調整「セルフケア」 を主軸にしていますが、 それは毎日何回やって下さい というものではなく、 身体と対話しながら今日はどんな感じですか と問いかけていくように やっていくものです。 一見同じように見
本日は築300年の古民家で 『身体と心のお稽古会』 を開催させて頂きました。 ご参加下さった皆様、 ありがとうございました! そして整った場を提供して下さった むすび香さん、御礼を申し上げます。 「身体の使い方を見直す」 「身体感覚を育む」 日々の暮らしの中で 少しでも身体に目が向き、耳を傾けられるように身体の感度を上げていってもらえたらなと 思い稽古しています。 身体を丹念に観ていく、触れていく事で そこにあると実感する。
今週は葉山、ときわ台と濃密な稽古でした。 葉山ではワークショップというより、稽古的な内容も多くなり、今後は稽古スタイルもしくは半々で行なっていくかもしれません。 ワークショップと稽古の違いは何かとのご質問もたまにありますが、ワークショップは普遍的にどなたでも再現性があり、実際に体験して身体や感覚の変化を感じられる内容なので、どちらかというと初めての方向けのプログラムです。 つまり、身体の使い方を実際に体験して、変化を感じ、身体の欣びや愉しみを実感してみようといった具合で
いい加減 ではなく 良い加減に稽古 テキトーではなく 適当に稽古 私にとってのちょうど良いを探す旅
私たちは地球にいますが、普段重力を感じる事はありますでしょうか?日常生活の中では特に意識しない限りは感じることはないと思います。立っているだけであれば尚更です。姿勢というものを考えた時に、解剖学的や構造的に捉えた姿勢というものは確かにしっかりしていて無駄がないです。それはある程度指標にはなると思います。しかし、人は感覚を持っています。身体感覚です。身体はどのように捉えるかによって、実際の動きも大きく変わってきます。 重力と仲良くという事を、普段の講習会や稽古会では次
地球に優しく、とは何かの標語ではありません。 ワークショップや稽古の時に、歩く動作をお伝えする時によく出す例えです。 感覚を繊細にしていくと、足裏の接地時のぶつかる感覚に違和感が生じます。これは地面と衝突し喧嘩してしまっているとも言えます。地面と喧嘩していると足裏から体全体に伝わる衝撃もすごいですし、怪我の原因にもなりかねません。体を使っていく上で、部分的な負担を減らし、全身に負荷を散らす事は怪我の予防にも役立ちますし、必要な筋肉が自ずと発達してきます。 私の場合、よく
本日行われた『肚/腰を知る』は無事終了しました。 日本人の身体文化である肚/腰。言葉から見えてくる肚腰や、丹田との共通性、肚腰を感じるワークなどを通して肚腰を見ていきました。 肚腰は、「ここです!」とハッキリクリアに分かる位置があるわけではなく、最終的には各々が感覚として捉えるもの。正解がまかり通る世の中では、この曖昧な感覚は受け入れ難いものであると思います。 しかし、本来身体というものは共通性はあるものの、個人の感覚に頼る事が殆どです。場を共にして感応し合う事で引き出
「人が生きていく上で毎日当たり前のように使っている手。そんな手や繋がりを持つ腕について、考えてみたいと思います。」 こんな序文を、資料のはじめに書いた今回の講座。 あっという間の2時間でした。 お話が中心で、説明の合間合間に動きを検証したり、ワークをしたり、じっくりと手や腕と向き合っていきました。 触れ方から始まり、相手や対象と手を通した関係性、肘の役割や、腕の繋がり、関係性など。 ご参加された方が介護関係のお仕事をされていたので、