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「車でお遍路」別格12番札所 延命寺(大師お手植え「いざり松」の札所)
こんにちは、旅いこかです。
四国別格二十霊場巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、12番目のお寺は、
摩尼山 玲光院 延命寺 (通称:いざり松)
別格11番札所の生木地蔵から約45㎞、車で約40分の場所、
生木地蔵から延命寺までの道程は平坦でかつわかりやすい。
国道11号線からいよ小松ICで松山自動車道にのり、新居浜ICで下りて、再び国道11号線に入り約15分ほど走り標識に従って行けば目的地に到着する。
延命寺に着くと、道路を挟んで駐車場といざり松がある。
この延命寺は、弘法大師がお手植えで松(通称:いざり松、誓いの松)を植え、足の不自由な人を治癒したという伝説がある(後述)。
この松は、高野山の大王松と同じ三本葉の三鈷松。
昭和43年に枯死したが、それまで巨木で枝が東西に30m、南北に20m、と傘状に広がった素晴らしい形状だったという。
いまでも「土居のいざり松」として幹だけ保存してあり、往時を偲ばせています。
では、大師お手植えの「いざり松」伝説の札所「延命寺」へ参りましょう。
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ご詠歌
千代かけて 誓の松の ほとりこそ なほありがたき 法の道かな
お参りする前に知っておいた方が良い知識
歴史
奈良時代(710-794年)頃、巡錫中の行基菩薩がこの地を訪れ、開基
平安時代(794-1185年)初期頃、巡錫中の弘法大師がこの地を訪れ、松(いざり松)をお手植え
昭和43年(1968年)末、いざり松は枯死
大師伝説
弘法大師は、自身が手植えしたいざり松の下に足の不自由な人を見た。そこで、千枚通し霊符を創札して水に浮かせて飲ませたところ、たちまち病が全快。
そして治癒した人は、このことに感銘し大師より得度を受けて、法忍と名乗り千枚通し霊符を継承した。
現在も延命寺でこの霊符を授かることができ、朝夕祈念しながら水に浮かべて飲むと病気平癒や安産などにご利益があるという。
寺号について
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ご利益
御本尊の地蔵菩薩
・・・すべての生命を育む大地を司る菩薩で、現世と来世に幸福をもたらす善男善女のための28種のご利益と天龍鬼神のための7種のご利益があると言われる
子供を守ることで知られているが、他には例えば、苦悩からの救済、無病息災、交通安全、五穀豊穣、安産、水子供養、子授け、などさまざまなご利益がある千枚通し霊符は、病気平癒や安産などにご利益がある
御本尊・ご真言
御本尊:地蔵菩薩
ご真言:おん かかかび さんまえい そわか
![](https://assets.st-note.com/img/1671073481097-WHLUmOacPW.jpg?width=1200)
見どころ
本堂
・・・御本尊に延命地蔵菩薩(秘仏)を祀る大師堂
・・・中に入ると納経所があり、その奥に大師像が祀られているいざり松跡
・・・境内と道路を挟んで向かい側にいざり松はある 土居のいざり松の巨木の幹だけは保存してある
![](https://assets.st-note.com/img/1671074056172-YBD0PMjTuV.jpg?width=1200)
写真
次は、別格第13番札所仙龍寺へ参ります。
合掌