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旅とSDGs~私たちができること

旅好きが集うオンラインサロンTABIFLEEEEEK(たびふりーく)管理人のうっちです。TABIFLEEEEEKでは様々なテーマでメンバーの交流会を行っています。先日『旅とSDGs』をテーマにイベントを行いました。旅は平和で安全だからこそ楽しめるもの。旅好きの私たちが旅を通して何ができるんだろう?と少々真面目に語り合いました。

SDGsとは


SDGsって何だろう?というおさらいですが、外務省のホームページには以下の17のゴールと説明が記載されています。世界の様々な立場の人が話し合い、持続可能な世界を実現するために作られた目標です。

国連持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

外務省

なんだか堅苦しい感じもしますが、17のゴールの下にはさらに細かい169のターゲットが設定されており、一つ一つ見ていくと私たちの日々の生活でも貢献できることが沢山あるのではないかと思います。

海外でのSDGs

イギリス、フィンランド、アメリカと海外にお住いのメンバーさんもいらっしゃったので、海外でのSDG'sに関して聞いてみたところ、意外にもSDG'sのロゴや言葉などは普段の生活ではそんなに目にしないそうです。

asc

ヨーロッパはもともとサスティナブルな意識が高いこともあり、イギリスの鮮魚売り場では環境に配慮した漁でとれたこと示す「MSC」「ASC」マークがついたお魚が売られているので、購入の際の指標にしていらっしゃるそうです。日本でも導入されていますが、まだまだ見かけることは少ないですよね。

フィンランドではペットボトルや缶などの飲み物を買う際に、価格にリサイクル料金が含まれていて、飲み終わった容器をスーパーなどの回収BOXにいれると、お金が戻ってくるというシステムになっているそうです。SDG'sという形では目にしないけど、環境に配慮された取り組みが各国で行われているんですね。

SDGs 気になる項目はどれ?


皆さんにSDGsで気になる項目を聞いてみたところ、この3つが一番多かったです。

12.作る責任 つかう責任
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

旅は豊かな自然や各地域の文化があるからこそ楽しめるもの。環境に関する関心が高いようです。メンバーさんからボルネオ島に行った際のお話しがでました。ボルネオ島でオランウータンが集まっている地区があるので、そこに行くとオランウータンを見ることができるのですが、周りの森林が伐採されてしまったため、そこしかオランウータンが生息できる場所がなく、そこに集まってくるようになったというお話でした。

オーバーツーリズムなども話題になりますが、観光地は観光に来てくれる人がいるから、成り立っている反面、観光客がその環境を壊してしまうということも起こっています。

私たちが旅を通してできること

旅とSDGsは密接に関係しています。「私たちが旅を通してできることって何だろう?」ということを話し合いました。

現実を知り、シェアする

ボルネオ島のオラウータンの話のように、実際に現地に行ってみないとわからないことはたくさんあります。まずは、知ろうとする気持ちを持ち、知ったことを周りの人やSNSなどでシェアすることもSDGsの第一歩ではないでしょうか。

その地での消費活動

地産地消することで輸送にかかるCO2が削減でき、その地で消費活動することによりその地域にも利益をもたらすことができます。

SDGs貢献企業の商品を購入する

旅に出る際も、ゼロプラスチックに取り組んでいる旅館に泊まる、カーボンオフセットを導入している航空会社を使うなどで貢献活動ができるので、値段だけではなく、企業の取り組みも消費の判断材料にしていきたいですね。

公共交通機関を使う

自家用車ではなく、電車を使ったり、徒歩や自転車での観光などもCO2削減に役立ちます。

まとめ

旅は知らないことを知り、沢山の新しい出会いができる素晴らしいものだと思います。自分が知らないことが環境汚染の要因になっている場合も多いので、まずは興味を持つ、知らないことを知ろうとする、知ったことをシェアするということから始めてみてもいいかもしれません。皆さんの思いを聞いて、ゆるく考えをシェアするような会も興味を持つ機会になるのかなと思いました。

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