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昔の雑誌のバリ特集を掘り起こし! 《Balisick_超私的バリ島ガイドBOOK #12》

実家への引っ越し直後で、新しい記事を書きたいのに書く時間がなかなか取れないため、今日は段ボール開陳のさなかに出てきた昔の雑誌のバリ特集を少しだけお見せします。

まずは、なんと言ってもコレです!
表紙の特集タイトル、

「やめられませんね♡バリ島は・・・。」

Balisickに罹患したリピーターの想いを忠実に表現してくれていて、最高でした。さすがマガジンハウスさん!って、当時、思いました。

私が初めて渡バリしたのが、1997年。その後、世の中的にもバリがブームになっていき、びっくりしたのを覚えています。何もないのどかな田舎の村(ウブドのこと)に、JTBの巡回バスが走るようになった時には、さすがに辟易しましたけれど。

『BRUTUS』2002年 7/1号


『BRUTUS』の中身もご紹介したかったのですが、
どの部分にしようか迷っているうちに、次にめくったこちら(下)の雑誌に気を取られてしまい、写真を撮っていませんでした。
また追々、ご紹介しますね。


『VOGUE NIPPON』
特集タイトルは、女性誌らしく、

「心と身体を磨く、
とっておきのヴァカンス・エリア
 『秘密のバリ』ガイド 」


『VOGUE NIPPON』(2000年5月号)

ホテルやヴィラ、スパにナチュラルコスメブランド、そしてハイセンスなインテリア雑貨のお店に、美味しいレストラン(いずれもお値段お高めのところ)などが、美しい写真とともにたくさん紹介されていました。


バリ好きの著名人のコメントも掲載されていて、俳優の中谷美紀さん、エッセイストの横森理香さんと共に、私がバリへ行くきっかけとなった音楽家の宮沢和史さん(元THE BOOM ヴォーカル)も登場しています。

※写真はタップまたはクリックすると、拡大して見ることができます。


目次を見ると、話題のホテルとして
「ベガワン・ギリ・エステート」(
現在は「コモ シャンバラ エステート」に
変わっています)が紹介されています。
1泊10万円ぐらいする高級ホテルで、
アユン川の渓谷沿いの立地。
素晴らしい環境なのだと思われます

上質のバリを求めて、ということで
「インダス」というレストラン。
調べてみたら、いまも健在のよう。
こちらも渓谷沿いの素晴らしいロケーション


次のページには中谷美紀さんのコメントが。

右下には「コマネカ・リゾート」。
「コマネカ」はアートに造詣が深く、
ギャラリーも併設。
私も2回宿泊(モンキーフォレストとタンガユダ)
したことがあり、いい宿です。
そこまで高くないです


中谷美紀さんもガムランの音色に魅了されていたのですね。私も初めてバリへ行き、ガムランの音を聴いたとき、鳥肌が立ち、涙が出てきたのを覚えています。
次の渡バリ(3月下旬~4月上旬)では、初めてのガムラン演奏体験をしてきたいと思っています。

次は横森理香さん。

サヌールの老舗高級ホテル
『タンジュン・サリ』が紹介されています。

横森さんが紹介しているウブドのレストラン「Mai Mai」は、いまは、もうなさそう。オベロイ(スミニャック)にある「La Lucciola」には辛口のご意見が。次のページで取材記事が出ているのに。笑
ウブドの「Ary’s Warung」は閉店してますね。コロナで閉店してしまったとかかな。観光の島にとって、あのパンデミック騒動は、ほんとうにキツかったことでしょう。
クタとレギャンの「Made’s Warung」は有名。私もずっと名前だけは知っています。いま調べて知りましたが、デンパサール空港(international)2階にもあるみたい。


最後は、宮沢和史さん!

スミニャックは、昨年初めて滞在しましたが、
落ち着いた雰囲気でとても良かったです


MIYA、若い!!

宮沢さんのコメントの中にある、「Peras」というレストラン、いろいろ情報をあさって探し回ってみたものの、結局見つけられなかった思い出が。お店の名前が違うのでは?と疑念を抱いたりしてました。笑

さらに、「BALL」というスペルを見ただけで「BALI」に行きたくなるというコメントにも笑いつつ、でも私も「パリ」という文字を見かけただけで、「えっ、バリ!?」と思って胸がドキドキする自覚症状があったので、当時から”わかるー!!”と共感しまくりでした。Balisick罹患者は、きっとみんな同じ症状が出ているのだと思います。

そしてもうひとつ、小見出しにもなっている「ジェゴグ」についても書いておかねばなりません。私が巨大な竹のガムラン「ジェゴグ」という楽器を知ったのは、もしかしたら宮沢さんのこのコメントがきっかけだったかも。

私は2000年に3週間バリに滞在した際、バリ島の西北の町ヌガラで『スアール・アグン』という楽団の「ジェゴグ」生演奏を聴くツアーに参加しました。「ジェゴグ」の宇宙をも感じさせ、身体だけでなく魂にまで響き渡るあの荘厳な音色の衝撃がいまだに忘れられず、昨年の渡バリの際、バリ島移住者のレジェンド伊藤博史さんと一緒に「ジェゴグ」ツアーを企画・募集しました。SNSを使って、頑張って告知募集をしましたが、あと少しのところで定員に満たず、開催できませんでした。
あの音色を死ぬ前にもう一度、生で聴きたいなあと思っています。


伊藤さんが3年前にYouTubeにあげていた『スアール・アグン』の練習風景。ぜひ聴いてみていただきたいです。
竹のカラカラとした高音のほかに、重低音でうねりながら響き渡る音が聴こえているかと思います。この低い音が現地で生で聴くと身体にも響いて、なんだか凄いのです。


場所が違うようですが、私が観た公演は、こんな感じ(下の動画)でした。ウブドからチャーターバスで3時間かけて夕刻にヌガラに到着。夜、軽食を食べながらの鑑賞です。ジェゴグ復興に尽力された(第二次世界大戦で一度廃れてしまったようです)、故・スウェントラさんも、日本人の奥様・和子さんもまだご健在で、世界中で公演を行なっていた頃です。



2000年。ヌガラでの『スアール・アグン』公演にて


上に乗って演奏しています


この下に潜って聴くと、ものすごい迫力なのです


ジェゴグのことも、青銅のガムランのことも、また別の記事であらためて書きたいと思います。



トゥガナン村も紹介されています。
バリの伝統工芸、イカットという織物や
アタのカゴやバッグなどはお土産品として人気



『TRANSIT』No.32号でも、
ハワイ、出雲・隠岐とともに、
バリが特集されています



この本も素敵なホテルやヴィラが
たくさん紹介されていて、
次はこんなところに泊まりたいなあと
うっとりしながら、
ため息の嵐でした


昔の雑誌や本のご紹介、今日はこのあたりで終了です。

できれば毎日、記事をアップしたいのですが、いまはなかなかそれが叶わず、しかしそれでも!と苦しまぎれ、急ごしらえの記事でした。
少しでもお楽しみいただけていたら幸いです。


3月下旬の渡バリ前に、観光スポットのご紹介もしておきたいし、ウブドのざっくりMAPも作りたいし、時間が1日72時間ぐらい欲しいです。
次は、また少し日にちがあいてしまいそうですが(熊本にクラニオ出張に行ってきます)、お読みいただけたらうれしいです。

それでは、また!




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