#6 日本海オロロンライン②
左に海、右に丘陵だけが続く間を一本の道だけが延々と続く日本海オロロンライン。やがて右側の丘陵の、多少平地になっているところには、納屋だか人家がポツリ、ポツリと現れ、しばらくすると道の駅 おびら鰊番屋に着く。明治の頃のニシン漁で財を成し、最盛期は200人以上が作業していたという、大きくて立派な番屋の建物だ。店内には当時の面影を残した造りや資料が展示され、このオロロンラインの交通量からは想像する以上の客がいた。
しかし、この道の主要な町である留萌からここまでは、遥かに遠い。途