「興味がある」の表現について、「be interested in・be really into」の違い
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【新潟で、2019年春季大会から球数制限導入へ】
#0012
2023/12/31
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In Niigata, from the spring competition next year, they will introduce limitation on the number of throws of pitchers.
The pitchers who have reached 100 balls for the ( ) of preventing failure and increasing opportunities for players to participate can’t play in subsequent innings.
■( )内の単語は、どれが適切でしょうか?
(ア) purpose
(イ) perpose
■単語
・competition 大会
・introduce 導入する
・limitation 制限
・prevent 防ぐ
・failure 故障
・opportunity 機会
・participate 参加する
・subsequent 次の、後続の
・inning (野球の)回
■和訳
新潟では、来年の春季大会から、投手の球数制限を導入する。
故障の予防や選手の出場機会増などが目的で、投球数が100球に達した投手は、それ以降の回では投球できない。
■( )内の答え
(ア) purpose 目的
になります。
スペルに注意しましょう!
■解説
The pitchers who have reached 100 ballsは、「100球に達した投手」で、whoは関係代名詞になり、先行詞は the pitchersと複数形なので、whoの後は「have」になっています。
for the purpose of ~は、「~の目的で、~のために」になります。
≪例≫
for the purpose of security
(安全のために)
preventは、「防ぐ」という意味で、TOEICでも頻出の単語ですね。
よく、A prevent B from C の構文が出題され、「Aは、BがCする事を防ぐ」すなわち、
「Aのために、BはCする事ができなかった」になります。
≪例≫
Bad weather prevented me from going to school.
(悪天候のため、学校に行く事ができなかった)
in subsequent inningsは、「それ以降の回で」になります。
inningは、野球でお馴染みの「回」になります。
今回の特集として、「興味がある」の表現について説明します。
2つの表現があり、
・be interested in →興味はあるが、行動を起こしたとは限らない
・be really into →ハマっている
になります。
興味があって、行動を起こしたかどうかが、ポイントですね。
■編集後記
高校野球界では、投手の投球数過多が問題視されています。
日本高野連は、投手の故障を防止させるために、延長13回開始のタイブレーク制度を、2018年春の選抜大会から導入しました。
今回の新潟高野連の球数制限の実施は、さらに踏み込んだ対策になります。
この背景には、新潟県で高校野球の新入部員数が大幅に減っている事があり、今回の実施データを収集して分析し、夏の大会への導入も検討するとの事です。
高校野球の醍醐味としては、真夏の暑い中で、エースが一人で投げ抜くというのがありますが、もうその考え方を変えなければいけませんね。
投手によっては高校野球で終わりではなく、その後の大学、社会人、あるいはプロ野球と繋がっていきますので、肩、肘の故障によって、選手生活が危ぶまれる事があってはいけません。
日本人の投球過多は、アメリカの大リーグでも疑問視されており、大リーグでは球数制限を設けています。
イチ高校野球ファンとしては、高校野球の醍醐味を保ちながら選手の体調を考慮する、今回の新潟高野連の取り組みに拍手を送りたいと思います。