「~まで」の表現について、「until・till・by」の違い
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【DeNAが「0円タクシー」スタート】
#0008
2023/12/27
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DeNA launched "( ) taxi" service on 12/5 for the limited time by the end of the year.
If you call a taxi with the smartphone application, you can move in the 23 wards of Tokyo for free.
■( )内の単語は、どれが適切でしょうか?
(ア) flee
(イ) free
■単語
・launch 開始する、発売する
・application スマホのアプリ、申込
・ward 行政区
■和訳
DeNAは12/5に年末までの期間限定で、「0円タクシー」のサービスを始めた。
スマホのアプリを使ってタクシーを呼ぶと、東京23区内を無料で移動できる。
■( )内の答え
(イ) free 無料の
になります。
スペルに注意しましょう!
■解説
サービスなどを開始したり、新商品を発売する時には、「launch」がよく使われますので、覚えておきましょう!
堀江さんとかが、よく「ローンチ」とか言ってますよね。それです。
「~まで」という意味の下記の3つの表現について、その違いを見ていきましょう。
・until
・till
・by
ここで、
・untilとtill
・by
の2つのグループに分けられます。
まず、untilとtillは、どちらも「~まで」という意味で使われ、動作や状態がある時まで「続く」事を表します。
≪例≫
I study until <till> ten every night.
(毎晩10時まで勉強している)
基本的に、untilとtillは同じように使えますが、節(主語+動詞を含む固まり)が続く場合は、untilが好んで使われます。
また、フォーマルな場面、文章では「until」が、カジュアルな場面や会話では「till」がよく使われたりもします。
次に、byは「~までに」という意味で使われ、状態や動作がある時「までに終わる」事を表します。
≪例≫
I have to submit it by seven.
(7時までに提出しないといけない)
すなわち、提出という動作が7時まで続くのではなく、7時までのどこかで提出しなければならないという意味になります。
wardは「行政区」となり、東京23区内は、「in the 23 wards of Tokyo」になります。
参考までに、アメリカやカナダの州はというと、
・アメリカは「state」
・カナダは「province」
になります。
■編集後記
2005年に上場して以来、ゲームからEC、球団経営まで行っているDeNA。
主力のスマホゲームの成長に陰りが見えるため、タクシーの配車サービスを次の収益源へと育てようとしています。
0円タクシーとは、DeNAが運営する「0円タクシー」のアプリ「mov」を利用して、乗客がタクシーを呼び、そのタクシーには、スポンサーの車体ラッピングや車内での自社商品、サービスの宣伝がされるという仕組みです。
各々に、下記のようなメリットがあります。
・乗客は0円でタクシーが乗れるうえ、スポンサーの試供品なども車内で提供されるので、新商品やサービスをいち早く体験できる。
・タクシー会社は、新規ユーザーの獲得や、スポンサーとDeNAの双方からの広告宣伝費によって乗車料金が支払われる。
・DeNAはサービスが認知されて、新しい収益源を獲得できる。
・スポンサーは、タクシーの車体ラッピングや車内での自社商品の提供、サービスの宣伝を行う事ができる。
初回のスポンサーとして、日清食品の「日清のどん兵衛」が選ばれ、車体にスポンサー専用のラッピングを施し、車内の専用タブレットにプロモーション動画を流す事によって、会社イメージや商品の宣伝を行う事ができます。
タクシーは初乗りが730円→410円に値下げされ、2kmまでの近距離ではお得になりました。
しかし、まだまだ贅沢なイメージがありますよね。
そこで登場した、今回の「0円タクシー」は新しいビジネス形態ですね。
乗客、タクシー会社、アプリ配信会社、スポンサーと全てがWin Winです。
とりあえず、年内までの23区内で期間限定のトライアルですが、成功を収めて、全国にも展開して欲しいと思います。
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