
中間地点
昨年後半は、ケアマネ更新研修の年度ではないため、ここぞとばかりに資格取得に動いていた。
仕事の話になるけど、自分の担当件数が30件前後から増えないままの状態が続いていた。
利益第一主義を謳っているわけではないけど、自分の仕事を黒字にするには、30件代後半の件数に辿り着かなくてはならない。
自分の事業所の新規相談の件数がなかった期間が半年近くあった。
いつでも新規の受け入れが出来るように仕事の段取りを付けていたけど…
中々新規が来ない!!
…というのが2024年1~6月までの出来事だった。
そのうち、新入社員(経験者)が入社してきたのだが、その新入社員は「ここは随分と新規が来ないね?」と言っていた。
この時点で4人態勢で100件以下。つまり、新入社員が入る前は一人当たりの平均件数は30件程度。
こんな状態が続いてしまっては、ここの居宅介護支援事業所は潰れるで?って話w
この時期(6月頃)から、余りにも新規の依頼が少ないので、近隣の地域包括支援センターに営業をかけに行った。
それが実ってか、9月10月には合計10件の新規の依頼が来るようになった…
とはいうものの、私のところには新規は振られなかった。
(私は会社から見限られているのかもしれない)
自分の先輩スタッフの中で、ケアマネとしてのキャリアが1年未満のスタッフに、途中で新規案件を与えなくなったケースがあり、私には同様の扱いを受けているように感じられた。
ケアマネの身分を捨てようかとマジで考えた。
求人サイトを見ては…場合によっては転居か…?
それは以下の記事のようなことも兼ねて、巧妙な嫌がらせ(?)があったから。
自分の所属する居宅介護支援事業所は、組織そのものが大きく、複数の居宅支援事業所を抱えている。
その為、サイボウズで連絡事項やスケジュール管理を行っている。
このサイボウズはある意味、社員同士の監視システムという悪用ツールにもなっているのである。
うちの事業所の中に、そのようなスタッフがおり、当該スタッフは他人のスケジュールを重箱の隅をつつく位に細かくチェックを入れており、無駄な時間を費やしています。
どのスタッフが何日の何時からどの研修に参加するだの…それは事業所内外問わずにチェックを入れています。私は過去に備忘録的に研修の予定を入れたことがあり、当該スタッフにその研修がどうだったか聞かれたことがありましたから。
それじゃあ、何故、嫌がらせを暴いたのかというと…
私のスケジュールのうち、既に1ヶ月前から登録してある(休みだの訪問だの)ところ全てに、新規の方の初回訪問の予定が入っているという…
この事業所では、いつの間にか新規の受付方法を変えたのだった。
以前は、新規の依頼を受けたら、担当になったケアマネが、直接利用者やその家族に電話をして、訪問の日程調整をする方法をとっていた。
それが、担当ケアマネが決まる前に、初回訪問の日程調整を済ませており、初回訪問の日程に都合がつくケアマネが担当になるという方法をとった。
そう…これが、見事に私のスケジュールと合わないように日程調整を済ませていたのだった。
しかも、私が担当予定していた利用者が、管理者と管理者お気に入りの間で、管理者お気に入りのスタッフに横流しにするという話が成立していたという酷い話もあった。
管理者には「おかしくね? 」と申し出たが、結局「あなたの物事の捉え方が悪い」と言いくるめられてしまった。
この管理者は私情が激しく、人によって態度を変える人なので、私は元々管理者のこと信頼していなかったが、「何なの?」とばかりに余計にこの管理者への信頼が失せてしまった。
後日、本部のスタッフに、管理者及び管理者お気に入りスタッフへの不満を話した。
管理者の従業員への差別も著しいけど、お気に入りのスタッフ(iさん)の行動はとにかく矛盾が多い。
実を言うと、本部のスタッフはiさんのことを問題視していた。
iさんの担当件数は20件程度。それが数ヶ月も横ばい状態。
ここ2~3ヶ月、iさんに優先的に新規利用者を獲得させているが、その一方で、獲得した人数とほぼ同じ人数の利用者が施設入所になり利用終了になっている。
たまたま終了者の書類が入った箱を開けた時、iさんの終了者の書類が10冊出てきた…つまり、ここ10ヶ月でiさんは10件近くの人が利用終了となっており、そのうち9件が施設入所に導いたものだった。
私は折角新規獲得した利用者と次々と施設に送り込むiさんの行動を異様に感じていた。しかも、本部のスタッフもiさんの行動を異様に感じていた。
居宅介護支援事業所は、その名のとおり、利用者の在宅生活を支えるために存在している筈であり、当然ながら不動産屋ではない。しかも、施設入所により利用終了となった利用者は、入所を前提で居宅サービスを依頼したわけではない。
このような事情から、iさんの件数は20件前後で留まっていた。
当該法人は、複数の居宅介護支援事業所を抱えていることから、それぞれのケアマネの担当件数の情報は、同法人内の他事業所から得ることが出来るのである。
当該事業所はiさんの件数が少ないことで、他事業所からの風当たりが強かった。
管理者はiさんのことを気に入っているので、必死で守ろうとするけれど、この管理者の行動も全くもって的外れ。
おまけに、iさんは家に帰りたくないとばかりに、変に仕事を細かくして自分の仕事を増やし、毎日2~3時間のサービス残業をしている有様。
しかも、残業申請をしないで毎日2~3時間の残業をしていれば、労基法に反していると刑罰を受けるのはiさんではなく会社の方。
会社自体は決してサービス残業は強要していない(会社の母体は決してブラックではないが、居宅介護支援事業所は闇深い)。
居宅介護支援事業所全体で担当する件数が増えず、赤字が続いている
毎日2~3時間のサービス残業
↑こんなことをやっていたら、当該居宅介護支援事業所は、廃業に追い込まれるのではあーりませんか???
下手すれば、会社そのものがブラック企業で訴えられることもウルトラありえーるな話💣
それだから、iさんは本部から問題児として見られていた。
iさんは要介護状態の両親と同居しているが、ぶっちゃけた話、親と一緒に過ごすのが嫌だからと言って、中々家に帰らないし、シフトでは休みになっている日も勤務している。
親の介護があるから、仕事の負担を軽減するために、担当件数を減らし、必要に応じてリモートワークをするという約束だったのに、iさんは個人の我儘で会社を私物化し、事業所内で地縛霊のように居座っている。
そんなに家に帰りたくなくてサービス残業するんだったら、自宅から1時間以上かかる事業所に移動した方が良くね?
って事を本部の上司に言った。
本部では、これも視野に入れているとのことだった。
ただ、強引にiさんを遠くの事業所に移動させるとなれば、その後が面倒になるリスクがあるので、これはじわじわと話を進めていくしかない…
本部のスタッフからiさんには、現在のようなスタンスでは、社員として給料を払うのは難しいから、パートに降格することを考えてくれと言っている。そして、両親の介護のことで頭が混乱しているのであれば、介護休暇を取るようにアドバイスした。
12月からiさんは介護休暇を取る方向で進み、再び私は新規を受け入れられるようになった。
12月は新規を7件受け入れ、そのうち4件は利用に繋がり、やっと36件になったのだ!
そして1月は残りの新規が開始になり、入院中の利用者が戻る予定なので、40件達成!
だったら初めから私に新規を振れば、着実に利用者数が増えたのになぁ…
お陰様で、新規の依頼が増えてきたのだが、逆に飽和状態となったのだった。
そしたら、iさんが「両親の介護はやらない」方向に話が転換し、両親を見殺しにしても会社に地縛霊のように留まることを選択し、新規を受け入れるようになった。
それでも、自分の利用者を次々と施設に送り込むスタンスは変わらない…
iさんは本部のスタッフから「パート勤務」になることを打診された時に、凄いショックを受けていた。
パート勤務を打診されるからには、それなりの理由があるからであって、同じ行動を繰り返していては、自分の首を絞めるだけに過ぎない。
だったら施設にぶち込まないで、出来る限り在宅介護を支援しなさいよ!!
それが出来ないようなら、iさんはパートに降格じゃね?
もし、そうなったとしたら…本人が選んだ行為なので、自業自得ですがね…
これが年末の会社の状況だった。
そんな傍らで私は、こっそり資格取得の為の行動をして、先日受けた試験の結果が出た。
フードコーディネーター1級(レストランプロデュース)の1次試験、在宅訪問管理栄養士の試験の結果は両方とも合格だった。
フードコーディネーターの方は2次試験に向けての準備があり、在宅訪問管理栄養士の方はレポートを作成しなければならないので、暫く忙しい日が続く。
そして、分子栄養学の講座も受けているので、期日までに動画の視聴を済ませなければならない。(試験の判定基準は厳しくないみたいけど)
このように着々と自分のスタイルで働く準備を整えているなうって状態です。
この辺が整理出来れば、状況が落ち着くのかなぁ…
社畜卒業。
自分のスタンスで働くことは、それだけ責任がのしかかること。
新興宗教のような教義に従ってお客様を犠牲にするようなサービスをするのなら、お客様がどのように残りの人生をどのように有意義に過ごしていただけるかをサポートする方が、人を幸せに出来るのではないのでしょか。
人を幸せにすれば自ずと調和が図れ、巡り巡って自身の幸せに繋がるものなんですから。