リーズナブルな地産地消と舞茸の話
台所の野菜を切らしそうなので、道の駅に行ってきました。
これだけの野菜を買ったので、5000円程かと思いきや…2300円ちょっとの価格でした。
今年は玉葱や南瓜が高く、国産の南瓜は手を出しにくいです。
他の店舗で南瓜が一個700円位の価格で売られたのを見ましたし、南瓜を100円代で購入となると海外産の1/4カットのものではないと購入出来ないのですが、今日買ってきた南瓜は国産にも拘わらず250円。
決してペポカボチャのような小柄なものではないにも関わらず、この価格って、道の駅、コスパ良すぎです!
過去記事にも書いたのですが、無添加の3年熟成味噌が1kgで600円で購入できるし、スーパーで買うよりお得です。
早速まいたけを開けてざるに空けました。
写真はほぐす前ですが、これをほぐして天日干ししようかと思います。
今日はあいにくの天気ですが、明日はカンカン照りになりそうです。
どの位天日干しで乾燥するかは分かりませんが、干してみると更にいい出しが取れそうです。
実際に舞茸をほぐしてみると、スーパーに陳列されている舞茸と触感が違います。
通常スーパーで買う舞茸は、それほど弾力がなく、いまいちハリがなく、少しもろい感じがします。
今日買った舞茸は、ハリや弾力に優れています。
地元で採れたものだけあって、それだけ鮮度が良いからなのでしょう。
舞茸の出し
舞茸からは美味しい出しが出ます。
味噌汁にしても麺つゆにしても、他のだしとの相乗効果で旨味を強めます。かと言って、自然のだしなので化学調味料を入れすぎた時の不快感はありません。
舞茸はそれだけではなく、天ぷらやソテー、そば、パスタ、金平等、様々な料理のバリエーションを楽しめます。
この舞茸の栄養を摂るには、味噌汁のような汁物にして舞茸の成分を抽出したものを摂取すると効率よく摂れると言われます。
舞茸の栄養
きのこ類の中でも、舞茸は特に栄養価が高く、食物繊維やビタミンB群、ビタミンD等が含まれます。
ビタミンDの摂取源と言えば青魚、赤身魚、卵、きのこ類があり、きのこ類から摂取出来るビタミンDはビタミンD2に分類されます。
きのこ類の中でも、舞茸はビタミンDの含有量に優れています。
きのこ類と言えば、βグルカンも含まれ、舞茸はβグルカンの含有量も優れています。
舞茸にはエルゴステロールが含まれ、日光に当たるとビタミンD2に変換されます。
ビタミンDは「カルシウムを骨に定着させる」「血中カルシウム濃度を維持する」といった骨に関わるイメージの強い栄養素でしたが、今では様々な研究によって癌や鬱、認知症、心疾患との相関性が知られるようになりました。
舞茸には肥満や糖尿病、脂質異常症の予防効果に期待のある食品です。
これはβグルカンやきのこキトサンによる血糖値の上昇抑制や余分なものを体外排出する他に、ビタミンB群とMXフラクションが連携して、脂肪燃焼を促進させます。その上、きのこキトサンには脂肪の吸収を抑制する働きがあります。
このような性質があるからこそ、きのこキトサンはダイエットサプリに活用されていると言えます。
免疫力強化
舞茸にはNK細胞の活性化に関与する成分が幾つか含まれています。
βグルカン、MDフラクションがこれらに関わり、これらはNK細胞を活性化させます。
βグルカンやエルゴステロールは腫瘍を抑制すると言われます。
舞茸にはポリフェノールが含まれ、抗酸化作用によっても細胞の損傷を防ぐことに寄与しています。
ビタミンDにもNK細胞を強化されることが知られるようになっています。
ビタミンDだけでもすごい舞茸のチカラ
舞茸の栄養について簡単に述べましたが、ビタミンDが豊富に含まれているというだけでも、骨の形成や癌や認知症の予防に役立つ優れた食品であることが言えます。
値段も特別高いわけではないので、割りと手に入りやすく、安い値段にも拘わらず健康増進に役立ちます。
勿論、舞茸だけを食べれば全てが解決されるわけではありませんので、日常の食卓に時々取り入れて健康維持を図りましょう。