小麦・卵アレルギーの息子に贈られたクッキーとケーキが教えてくれたこと
クリスマスや年末年始、家族が集まるこの季節。
Taberugiライターの私も子どもたちを連れて実家へ帰省しました。
その中で、アレルギー児を育てる母親として、とても嬉しい体験をしました。今回はその出来事を記事にしておすそ分け。
1. 弟が持ってきたアレルギーフリーのクッキー
私の弟は、昨年結婚したばかりの新婚さん。
普段は遠方に住んでおり、年に数回しか会えません。連絡も頻繁に取るわけではない、いわゆる「ほどよい距離感」の兄弟です。
その弟が今回、なんと小麦と卵のアレルギーを持つ息子(弟にとっては甥っ子)のために、アレルギーフリーのクッキーをお店で見つけて持ってきてくれたのです。
「これ、見つけたんだけど、甥っ子くんも食べられるかな?みんなで一緒に食べよう!」と言ってくれる弟の姿に、思わず胸が熱くなりました。
2. 義理の妹が作ってくれた手作りケーキ
クリスマスでは、義理の妹が「みんなで一緒に楽しめるクリスマスにしたい」と、アレルギーフリーの手作りケーキの作り方をインターネットで検索し、クリスマスケーキを作ってくれました。
小麦や卵が使えないケーキを手作りするのは難しいと思いがちですが、義理の妹は工夫してくれて、息子を含む子どもたち全員が一緒に食べられるケーキを作ってくれたのです。
食卓に並んだそのケーキを見た瞬間、息子の目はキラキラ!!
「みんなで同じものを食べられる」という体験は、息子にとっても特別で嬉しいものでしたし、私自身も心から感謝しました。
3. アレルギー対応食品を見つける大変さ
アレルギーを持つ子どもを育てる親として、毎日の食事やおやつ選びはかなり大変です。
特に、小麦や卵、乳などの三大アレルギーは、多くのお菓子や食べ物に含まれているため、新しいレシピに挑戦する余裕がないのが現実です。
結局、毎日同じものを選んでしまうことも多く、それが子どもにとって飽きないかな…と悩むこともしばしば。
だからこそ、親以外の人が「みんなで食べられるものを探してくれる」「みんなで同じものを食べられるように手作りしてくれる」という行動が、どれだけありがたいことか。
私の弟や義理の妹がしてくれた行動は、息子の笑顔とともに私の心にも深く刻まれました。
4. 弟と義理の妹の行動が教えてくれた「思いやり」
弟が見つけてくれたクッキーや義理の妹が作ってくれたケーキ。
その背景には、「甥っ子のことを気にかけてくれている」という思いやりがありました。
それがどれだけ嬉しいことか。私たちアレルギー児を育てる親には、日々の生活で感じる孤独感があります。
アレルギー対応をしている家族の知り合いはいない場合がほとんど。ネットやお医者さんの助言をもとに手探りで対応しています。
周りの人にとってアレルギーは他人事になりがちですが、でも今回の行動を通して、「息子のことを気にかけてくれている人が親以外にもいる」と感じ、孤独感が一気に和らぎました。
6. 最後に:一緒に楽しむための連鎖を
弟夫婦が見つけてくれたクッキーと義理の妹が作ってくれたケーキを通して、息子が嬉しそうに笑う姿を見て、「アレルギーを通して家族や周りの人とつながれるんだ」と実感しました。
アレルギーを持つ子どもの家族は日々大変なことも多いですが、周りの少しの思いやりで、その負担や孤独感が軽くなります。これを読んでくださった皆さんも、ぜひ身近にアレルギーを持つ方がいれば、少しだけ気にかけてみてください。
義理の妹のように手作りするのはハードルが高いかもしれません。ですが、アレルギーフリーの商品を見つけてシェアしてくれるだけでも大きな力になります。
その行動が、きっと誰かの心に明かりを灯すはずです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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